四国遍路の世界 (ちくま新書 1487)

  • 筑摩書房 (2020年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784480073099

作品紹介・あらすじ

近年ブームとなっている四国遍路。四国八十八ヶ所の成立など歴史や現在の様相、海外の巡礼との比較など、さまざまな視点から読みとく最新研究15講。

みんなの感想まとめ

歴史や文化、信仰の視点から四国遍路を深く掘り下げた一冊で、特に江戸時代から明治にかけての遍路の変遷や、弘法大師信仰の重要性が興味深く描かれています。地元住民による「お接待」文化や、巡礼の多様化も紹介さ...

感想・レビュー・書評

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  • 四国遍路について、歴史、文学、比較文化といった各観点から論じる全15講。
    終盤のイスラムやヨーロッパの巡礼との比較は、私には眠たい話題(メッカもサンティアゴ・デ・コンポステーラも縁遠く、これらと四国を比較されても…という状態)だったが、前半の歴史部分は面白い。
    特に興味深かったのは、江戸から明治にかけての遍路の統制。遍路には接待という文化が一体となっているが、この接待を目的とした“乞食行為”としての遍路も居たらしく、各藩それぞれ対応に苦慮し、土佐藩は対応の厳しさから“土佐は鬼国(おにぐに)”と言われるようになったとか、また、明治維新後には警察による“遍路狩り”もあったとか。

  • いろんな人が執筆しててわかりにくいな。

  • 以前は全く興味なかったけど、この歳になってなんだか地方独自の文化や歴史、民芸品、伝統食などに特に惹かれる。中でも四国霊場八十八か所巡りは、ちょっとした冒険心と、スタンプラリーのような(失礼!)エンタメ性と、コンプリート欲の全てを満たしてくれそう。本書は、霊場巡りの由来や変遷(幕藩体制のころや女人禁制の時代)、時代ごとの出来事、弘法大師・空海との関わりや道標の解説など割と真面目な分析。俗なツアーガイドとは異なり、背景などが理解できてよかった。近いうちに決行するぞ!

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/748796

  •  四国遍路の概観書のような体裁だが、単著ではなくそれぞれの専門家の講述を並べたものだ。学術的興味がある人は別として、現状概観には全15講のうち8,9,12講くらいを読めば十分で、それ以外は興味に応じてということになろう。歴史的な成立の話はたとえばなぜ今の88カ寺が選ばれたのかとか、つい近年まであった入れ替わりとかも興味深いがそんな話は出てこない。まあそれは読み手の意図とずれているというだけで、本書の責任ではないが。

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1487/K

  • 四国遍路の世界観、歴史、世界の巡礼との比較など多角的に遍路を捉えた本。四国に生まれてお遍路さんを身近に感じてきた自分たちが、何も知らないことを知る。

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著者プロフィール

胡 光 愛媛大学法文学部教授/センター長
青木 亮人 愛媛大学教育学部准教授/センター協力研究員
井上 淳 愛媛県歴史文化博物館学芸課長/センター科研研究協力者
今村 賢司 愛媛県歴史文化博物館専門学芸員/センター科研研究協力者
内田 九州男 愛媛大学名誉教授/センター協力研究員
大本 敬久 愛媛県歴史文化博物館専門学芸員/センター科研研究協力者
岡本 桂典 (公財)高知県文化財団 高知県立歴史民俗資料館副館長/センター科研研究協力者   
岡本 佑弥 徳島市立徳島城博物館学芸員/センター科研研究協力者
神楽岡 幼子 愛媛大学法文学部教授/センター兼任教員
川岡 勉 愛媛大学名誉教授/センター協力研究員
齋藤 貴弘 愛媛大学法文学部教授/センター兼任教員
田井 静明 瀬戸内海歴史民俗資料館専門職員/センター科研研究協力者
高嶋 賢二 町見郷土館館長兼主任学芸員/センター科研研究協力者
高橋 弘臣 愛媛大学法文学部教授/副センター長
竹川 郁雄 愛媛大学名誉教授/センター協力研究員
寺内 浩 愛媛大学名誉教授/センター協力研究員
長井 健 愛媛県美術館専門学芸員・担当係長/センター科研研究協力者
中川 未来 愛媛大学法文学部准教授/センター兼任教員
西 耕生 愛媛大学法文学部教授/副センター長
野村 美紀 香川県立ミュージアム学芸課長/センター科研研究協力者
長谷川 賢二 徳島県立鳥居龍蔵記念博物館長兼徳島県立博物館副館長/センター科研研究分担者
松永 友和 徳島県立博物館学芸係長/センター科研研究分担者
松原 潔 善通寺宝物館学芸員/センター科研研究協力者
御厨 義道 香川県立ミュージアム主任専門学芸員/センター科研研究協力者
山川 廣司 愛媛大学名誉教授/センター協力研究員
山口 由等 流通経済大学経済学部教授/元センター兼任教員

「2025年 『四国遍路と世界の巡礼(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センターの作品

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