氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480073761

作品紹介・あらすじ

私たちの「氏名」はいつできたのか? 明治政府が行った改革が、江戸時代の常識を破壊し大混乱を巻き起こす。気鋭の研究者が近世・近代移行期の実像を活写する。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    プロローグ 人名の常識をめぐって
    第1章   「名前」の一般常識
    第2章   「名前」にあらざる「姓名」
    第3章   古代を夢見る常識
    第4章   揺らぐ常識
    第5章   王政復古のはじまり
    第6章   名を正した結末
    第7章   「氏名」と国民管理
    エピローグ 人名のゆくえ

    <内容>
    2年前に『壱人両名』(NHK生活新書)の著者が、幕末から明治初めの「氏名」をめぐる混乱を解きながら、われわれの知る「氏名」はたかだか明治初めに始まっただけであり、それ以前(江戸時代)は、武家と庶民と朝廷(貴族)では、この捉え方が全く違っていて、揃える気などさらさらなく、それで通っていたこと。そこには『壱人両名』の使い方があったこと(武士や庶民)。明治になり(正確には「王政復古の大号令」以降)、朝廷(貴族)の常識を日本全体に振りかざしたが、混乱が生じ、殊に軍隊は、その混乱のままでは困るところだったので、現在のシステムが生まれ、庶民に押し付け、そのままになっている状況がよく分かった。こういう生活史は研究も少なく、なかなか把握できない。 

  • <紹介>
    「本日発売!  尾脇秀和『氏名の誕生――江戸時代の名前はなぜ消えたのか』。
    明治新政府の政策により江戸時代の名前は大混乱の末破綻、更に政府の場当たり的対応の果てに「氏名」が爆誕。国民管理の道具へと変貌してゆく。
    約150年前の「氏名誕生」の背景にある知られざる悲喜劇を気鋭の研究者が活写する。

    https://twitter.com/ChikumaShinsho/status/1380126161083133954

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著者プロフィール

神戸大学経済経営研究所研究員

「2021年 『氏名の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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