- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480073839
作品紹介・あらすじ
多数の人が介助を必要としている現代日本。だが、大事なことが意外と知られていない。制度の仕組みから、利用の仕方、働き方まで必要なことすべてを語り尽くす。
感想・レビュー・書評
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「介助の仕事」立岩真也著|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/288962
筑摩書房 介助の仕事 ─街で暮らす/を支える / 立岩 真也 著
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073839/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「全部は無理、だから、何もしない」というのは最悪だということです。
少しでも変えていく。大事なことは何度でも言う。変えたら次の問題がでてくる、何度言っても届かない人もいる。それでも、何もしないよりはマシだと思って続ける。長い目で見て振り返ると変わってきた歴史がある。そういうところは介助の仕事に関わらず、という部分もある。
つい悲観的になってしまうけども、それほどでもない、ということを知る。 -
立岩先生の最新刊.相変わらずの独特の文体.
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重度訪問介護養成講座での教授を通して話したことを再構成した本。
立岩真也の本は初めて読んだが、淡々としているようでいて社会に対してとても怒っているのではないかと思った。 -
立岩先生の独特の文体だけど、読みやすいし、すんなり入ってくるとこも多くて、これからも、もっとたくさん発信をしてもらいたかった。
だけど、これまでの中からたくさんのことを受け取って、どう考えて、どう周りに受け渡していくか、そういうことの実践が問われるのだと感じる。 -
立岩さんは、東京青い芝についてよくわかってないと思ってたけど、かなりわかってたということがわかった。
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2023年7~8月期展示本です。
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https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00594885 -
「重度訪問介護従事者養成研修」で話された内容を元に話し言葉で書かれているので分かりやすい。高齢者の介護の話はよくされているが、本書はあまりよく知られていない障害者介護、しかもさらに知られていない重度訪問介護について述べられている。介護保険との差異や、この制度が作られてきた歴史。その歴史の中には1970年代からの運動の歴史なども述べられ、その運動の基盤の上に、今の制度があることを分かりやすく述べられている。障害者の援助に関わっている人には役に立つ本だと思う。
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今も課題は多いけれど昔よりはマシになったんだなぁ、と感じました。
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介助の仕事というと専門性に満ちた難しい仕事を想像する人もいると思う。
ここでは。高齢者介護保険制度と障害者支援費制度などの違いを制度の成り立ちや
違いなどが書かれている。
介助の仕事は忙しいイメージがあるが「見守り」等も十分に仕事になる。
大学生でもできると書かれていることが良かった。
先輩当事者の制度を変えることに焦りながら、自分のやりたいことをゆっくりとやるという言葉が印象的だった。(この姿勢が重いと感じる人もいる)
関係主義か当事者主権かという点において、どちらもありと書かれていたことに共感した