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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784480075550
作品紹介・あらすじ
「論理的な思考力」は、推論の型を「構造図」としてとらえる訓練を積むことで身につけられる能力である。新しく、実用的なクリティカル・シンキング入門。
構造図で明晰な思考へ!
正しい推論/正しくない推論を見分けるための「思考力」は生まれ持ったセンスでは決まらない。推論の型を「構造図」としてとらえる訓練を積むことで身につく能力なのだ。新しく、実用的なクリティカル・シンキング入門。
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AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
論理的思考力を養うための実践的な手法が紹介されており、特に推論の型を「構造図」として捉えることで明晰な思考を促進します。具体的な文書例を通じて、事実と推論の区別や論理構成の理解を深めることができる内容...
感想・レビュー・書評
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流し読み
どこに向けて書かれたものなのか若干捉えきれない。高校大学生向けとあるけど、学生が自主的に読む感じじゃないので、課題図書やその辺へやビジネス文章を書く人を教える教育者には良いか。
事実の確かさ、推論と事実の峻別、論理構成、暗黙の前提の有無や内容。 -
読み終わるまで、一週間以上かかった。
外出先でも読んでいたので、さすがに例題や練習問題を紙に書いて解くことまではしなかったけど、だ。
その意味ではずぼらな読者だと思う。
でも、勉強になった。
ずっと前、野矢茂樹さんの『論理トレーニング』のシリーズを読んだ。
内容としてはあれと重なっている。
ただ、本書の方が多少とっつきやすいかもしれない。
野矢さんの方では、文章のすべての文を拾って論証図にしていく。
本書では、主張に直結しないものは「コメント」としてばっさりカットする。
もちろん、野矢流の方が精密に分析できるのだろう。
でも、特に自分のような初学者にとっては、構造がつかみやすかったり、論証の確認をしたりするにはわかりやすい。
それから、もう一つ驚いたのは、もとの文章を分けたり変形させたりと、割と柔軟に対応していること。
たしかに、普通の文章の内容を論証図に書こうとすると難しくて困ってしまうことがある。
本書では省略されている表現を補ったり、一文で書かれている条件文を分けたり、暗黙の前提を加えたりされている。
もちろん、説明しやすい例文をご自身で作っているのだろうが、論証図を書くための下準備作業が必要で、どんな風にしていくのかが分かるのはありがたい。
とはいえ、すらすらと読み進められはしなかった。
いきなり、冒頭の「認識根拠」と「存在根拠」のところで手こずった。
認識根拠とは、そこから導き出される結論(主張)が正しいことを証明する根拠。
一方、存在根拠とは、世界にそのような事態が存在する理由を説明する根拠。
一般に言われる「理由」にはこの二つ(前者は「証拠」、後者は「原因」)が区別せずに含まれているという指摘はなるほど、と思ったのだが…。
二者の違いを説明する例文として、以下の二つが挙がっている。
(1)雨が強くなってきた。だから台風が近づいてきたのだ。(認識根拠)
(2)台風が近づいてきた。だから雨が強くなってきたのだ。(存在根拠)
丹治さんはこの二つがどちらも「筋の通った自然な話」としているのだが、自分にはどうしても(1)が自然には受け取れなかった。
何か別の例文だったら、もっとすっきり腹落ちしたのだろうか?
必要条件と十分条件の違い、割合の扱い方、言葉の多義性など、論証を検討する際気を付けるべきことが具体的に書かれていて、これもよかった。
必要条件と十分条件のことは数学の授業でも、ホカノクリティカル・シンキング系の本でも出てくるが、自然言語になった場合、どう問題なのか、今までピンとこなかったが、本書の説明で、なるほど、気を付けないとな、と思えた。
少し時間をおいて、もう一度読み直したい一冊だ。 -
「この推論は結論を正しく論証できているか」というのが中心的な課題
例となる文書を題材に、認識根拠と存在根拠、割合の考え方、文書を構造的に分解するなどの手法を展開
解説と例文を見返すために、頁を行ったり来たりと理解しようとするが、なかなか進まず。そもそも、そこまで深く文書を読み込む、時間はないよねと思ったり。
AIなどで文書も生成したり、要約したりということが可能となってきたけど、ここまでは深く文書を分析できないと思う。また生成された文書をきちんと考えて人の目で確認することは必要だと思いました。
たまには、自分で考えながら文書を読むことも大切 -
東2法経図・6F開架:B1/7/1757/K
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141/タ/
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1327382 -
文章を読んだり話をしていて違和感を覚えることがある。この本を読むと違和感の原因探しにとても役に立つと思う。自分は理屈よりも感覚で文章の意図をとらえるタイプなので参考になった。緻密に物事を考える人には当たり前な内容なのかもしれない。
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■評価
★★★☆☆
■感想
◯論理的に考えることの解像度が挙げられる本。存在根拠(=reason)と、認識根拠(=evidence)の違いを説いた本である。
◯なかなかに難解。とくに存在根拠と認識根拠の言葉遣いがごっちゃになって、理解が難しかった。言葉遣いをもっとシンプルにできるものも、わざと回りくどい言い方をしているようにも思えた。
◯一方、文章で展開されている論理を、数字や記号で論理の組み立てをしていくのは、とてもわかり易いと感じた。文章は大事だが、記号で関係性を整理することで、よくわからないものがわかるようになる感覚があった。
◯日本語だけに限らず、英語も、ロジックを考える上で自然言語の揺れは、認識の食い違い・意味の取り違いをもたらすのだと感じた。
◯ロジックは例も含め載っているのだが、視野を広げるための具体⇔抽象 の態度が言及されていない。これがないと、実務上役立てることはこんなんだと感じた。 -
イエットアナザー非形式論理学。ちょっと大部すぎて一般読者向けじゃないかもしれない。「存在根拠」と「認識根拠」っていう言葉による区別はちょっとわかりにくいのではないか。
内容は論理的推論寄りで古い感じがする。定義の話をどう扱ってるか見たかったんだけど「多義性」の指摘はあるけど定義自体をあつかってるところはないみたい。
まあこのレベルのものを読めるなら十分(論理的な話としての)クリシンできてるだろう。
著者プロフィール
丹治信春の作品
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