- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480082220
感想・レビュー・書評
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大学でアイルランドに特化した授業を受けたことが無く、本作でちょっぴり、アイルランドを覗いてみた気分です。
ただ、地名の英語表記がないのが残念・・・せっかく著者が色々と写真を掲載してくださっているので、グーグルマップで今の様子を知りたいと思っているのですが・・・。
解説付きの分かりやすい文章、さまざまな写真が載っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイルランドシリーズ、ひとまず完結。
本作もそうだけれど、確かに面白そうなんだけれども現地に行って楽しそうか?と問われると、少々考え込んでしまう。
廃墟とか自然とかまだそういった枯れた鑑賞眼を持ち合わせていない当方にはちときつそう。
分かりやすいギネスは現地で飲んでみたいんですけれど、ケルトにもそれほど興味を持っている訳でもなく。そのケルトですが、やっぱ滅びた文化なのかな、余計に哀愁を誘って現代の人を魅了している気がしなくもなく。 -
これぞ、まさに良書。イギリス圏、そしてアイルランド史に興味を持つ者
には文句なしの必読書。それだけでなく、なんとなくアイルランド好きの日本人・・・実はこの「なんとなく」を「何でだろう」と詰めて考えてみるためにも、是非勧めたい。
著者は、学者が分類すれば、欧州特にイギリス圏の経済史家、あるいは文化史家ということになるのだろうけれど、そんな堅い話でなく、
文学にも造詣が深く、その旅行家として超一流。 -
再読。ケルト関連にはまっていたときにアイルランドに行きたくてしかたなかった、かれこれ20年前・・・。この本もそのころに読んだので、情報としては少し古くなっているかもしれないけれど、アイルランド入門書としては最適。食べ物、人柄、文学、宗教、遺跡など多方面から紹介されていて、地図や写真も豊富。ただどうしても「近代史」に偏ってしまうので、もっと古い時代からの通史が知りたかったかな。
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アイルランドに行きたくなった。生きている田舎に行きたくなった。
聞き慣れない人名・事物が多かったため、通読するには難儀した。しかし、高橋流の謎解きアイルランドは、その難解さを差し引いても余りある魅力に満ちている。解説も素晴らしい。