ボードレール批評 1 美術批評1 (ちくま学芸文庫 ホ 5-1)

  • 筑摩書房
3.50
  • (1)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480084712

作品紹介・あらすじ

『悪の華』『パリの憂鬱』の詩人はまた、傑出した美術評論家でもあった。ギリシア・ローマの美を理想として追求した新古典主義が支配的な状況において、ロマン派の巨匠ドラクロワに傾倒し、個性の美を唱えて人間精神の暗部を開放した。美術を市民の前へ、現代へと開く道を作ったのもボードレールである。本巻には「1845年のサロン」「1846年のサロン」などのいわゆるサロン批判をはじめ、八篇の批評文学を収録。

著者プロフィール

シャルル・ピエール・ボードレール(Charles Pierre Baudelaire)
1821年4月1日パリ生まれ。6歳で実父を亡くし、翌年、母が軍人と再婚。1832年から4年間をリヨンで過ごし以後はパリ在住。19歳頃からユゴー、ネルヴァル、バルザックらと交遊。1841年、インド行の船旅に出るが途中で帰国。パリのサン=ルイ島で贅沢なダンディ生活を始め、家族による民事訴訟の結果、準禁治産者となる。1845年、最初の美術評論「1845年のサロン」刊行。1857年。韻文詩集『悪の華』初版を刊行するが、全100篇中6篇が風俗紊乱の廉で削除。1861年、新作32篇を加えた『悪の華』第2版を刊行。以後はおもに散文詩の制作を中心とし、計50篇が没後『小散文詩』として刊行される。1864年からベルギー滞在。1866年、ナミュールの教会の石畳に倒れ、失語症および半身不随となる。1867年8月31日パリにて永眠。詩の他に美術評論、文芸評論等、およびエドガー・アラン・ポオの仏語訳がある。

「2018年 『パリの憂愁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シャルル・ボードレールの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×