レヴィナス・コレクション (ちくま学芸文庫 レ 4-1)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 163
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480084910

作品紹介・あらすじ

人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 死の前には、常に最後のチャンスがあるのだが、英雄はそれを掴むのであって、死を掴むのではない。
    自殺は矛盾した概念である。死の永遠の切迫が、死の本質をなしている。
    希望は死の瞬間に、死にゆく主体に与えられるまさにその余白のなかに宿っている。

  • [ 内容 ]
    人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。
    深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。

    [ 目次 ]
    エトムント・フッサール氏の『諸構想』について
    フライブルク、フッサール、現象学
    ヒトラー主義哲学に関する若干の考察
    書評(『哲学と現象学年誌』;ルイ・ラヴェル『全的現前』)
    マイモニデスの現代性
    逃走論
    書評(スピノザ、中世の哲学者)
    すべては空しいか
    ある〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • Amazon、¥1300.

  • 「スピノザの事例」「逃走論」など拾い読み。

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著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として,本書(1961年)のほか、『存在の彼方に』(1974年。講談社学術文庫)など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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