百貨店の誕生 (ちくま学芸文庫 ハ 6-2)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480085177

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  • [ 内容 ]
    人びとは百貨店に特定の必需品を買いに出かけたのではなく、百貨店の中でそれを発見し、夢とともにそれを買ったのである―明治前期、新しい販売スタイルで大衆の人気を博し、繁華街を席捲した勧工場。
    その衰退と軌を一にするように、三越をはじめとする呉服店は、百貨店へと脱皮をとげた。
    流行をしかけ、モダンで高級なイメージ戦略を展開し、山の手の上・中流の顧客をつかんで、百貨店は成長を重ねる。
    豪華な建物、趣好をこらした催し物、大食堂、屋上遊園地。
    やがて大衆の遊覧場として、独自の発展をとげていく。
    百貨店をとおしてたどる、明治、大正、昭和の都市の近代史。

    [ 目次 ]
    第1章 勧工場の設立
    第2章 繁華街に出た勧工場
    第3章 呉服店から百貨店へ
    第4章 新しい顧客の開拓
    第5章 遊覧場になった百貨店
    第6章 家庭生活の演出
    第7章 新中間層と都市文化
    第8章 勧工場と百貨店の時代

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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著者プロフィール

初田 亨(ハツダ トオル) 1947年東京生まれ。工学院大学建築学科卒業。工学博士(東京大学・論文)。現在、工学院大学教授。著書に『東京 都市の明治』(ちくま学芸文庫)、『繁華街の近代』(東京大学出版会)ほか多数。

「2008年 『山本有三記念館 東京・三鷹市』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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