新編 江戸幻想文学誌 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房 (2000年6月1日発売)
3.25
  • (0)
  • (3)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480085528

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。八犬伝おたくが高じて色々読み漁っていた頃の1冊。江戸の幻想文学ということで、もちろん導入&メインになるのは上田秋成「雨月物語」。さらに秋成と同時代の建部綾足「西山物語」「本朝水滸伝」都賀庭鐘「繁野話」なども紹介。秋成に比べると知名度は低いけれど、私生活でも兄嫁と恋仲になって自殺未遂だの駆け落ち未遂だのやらかしたという綾足はかなり興味深かった。

    江戸後期になると京伝や馬琴の出番。京伝「桜姫全伝曙草紙」がかなり詳細。南北の「桜姫東文章」はクナウカの舞台で見たり原作も読んだ記憶があるのだけど、桜姫ものも色々バリエーションがあって、京伝のはまた筋がちょっと違う。馬琴は「近世説美少年録」と「八犬伝」から童子信仰についての分析みたいなのだったけど、同じ著者でまるまる1冊八犬伝の本が別にあるので、ここでは短め。

    馬琴らに比べてマイナーだけど振鷺亭貞居「千代曩媛七変化物語」がとても怖かった。ブサイクな妻が、美人の愛人(妊娠中)に嫉妬して殺害するのだけど、その殺し方がむごい。戸板に手首足首押さえつけて釘を打ちなぶり殺し、さらに取りだした胎児を丸焼きにして夫に食べさせるという・・・ヒイー!不倫にも覚悟が必要ですね。

  • 110801/今年36冊目。
    江戸文学研究の白眉。全編これ示唆に富む

  • 未読

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

一九三〇年生。東京都立大学名誉教授。著書に『上田秋成年譜考説』(明善堂)、『上田秋成研究序説』(寧楽書房)、『雨月物語』(共著、ちくま学芸文庫)、『八犬伝の世界』(中公新書)、『江戸幻想文学序説』(平凡社、後、ちくま学芸文庫)、『江戸怪談集』上・中・下(岩波文庫)、『江戸の悪魔祓い師』(筑摩書房、後、ちくま学芸文庫)、『女と蛇』(筑摩書房)、『完本・八犬伝の世界』(ちくま学芸文庫)ほか。

「2007年 『西鶴と浮世草子研究 第二号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高田衛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×