科学の解釈学 増補 (ちくま学芸文庫 ノ 5-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090393

感想・レビュー・書評

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  • すごくいい!こんなにきれいに科学全体の思想変遷がすっきりまとまっているのは文庫ではこれしかみたことない!!

  • 2021年7月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00234883

  • クーンとクワインとヴィトゲンシュタインの本。難しい。

  • 1-1 科学論・科学史

  • 93年に新曜社から出たものの増補版。増補版ということで、三編の論文がつけ足されている。

    90年前後の科学哲学関連の話題をまとめて読めるということと、それが比較的独自の視点で、歴史的な位置づけに配慮しながらまとめてあるというところが良い。「哲学的お話」という科学哲学ではないところも良い。とかく、分析に終始しがちな箇所も、全体での位置づけを示しながら述べられている。

    入門的でありながら、批判的でもあり、すぐれた論文集だと思う。

  • 科学をどう捉えるか。
    絶対的客観的真理なんてない。
    曲がりなりにもカガクのはしっくれに関わる人間として、カガクがどういうものか、どうあるべきか、色々考えさせられた。

  • 福澤一吉氏(『議論のレッスン』)推薦

  • まえがき
    科学の解釈学という呼称について

    序章「科学の論理学」から「科学の解釈学」へ
    新科学哲学の総覧
    日本では科学哲学といえばウィーンの論理実証主義の思想を指すように導入された。
    論理実証主義を倒したのがハンソンとクーンの仕事であった。
    二人を領袖とした新科学哲学を科学の解釈学と呼ぶ。

  • だいぶ長いこと持ち歩いていたので少しヨレてしまいました。
    でもたくさんのことを学びました。
    本を読んでるときに思うのですが気になる箇所を見つけたときには
    どうやって印を付けたらいいのかな、と。
    以前は付箋を付けたりしてたのですが付箋を持ち歩くのも億劫に
    なり始めたので今回からはページの端っこをドッグイヤーにしてます。
    自分で買った本だし、いいのです。

    最後のアスペクト論が自分の中でかなり来てます。
    哲学研究読まねばですね・・「として見る」ことがここまで広きに関わる
    ことだったとは。キー概念はやっぱり「想像力」なのでしょうか。

    あと科学は進歩しない、変化するだけ、とか。
    後件肯定の誤謬・程度の違い・conversariなどなど、今の私にすでに
    かなりの影響が出てるように思います。我ながらはまりやすいなぁ。

    というわけで私の中では久々にヒットでした。面白かったです。

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著者プロフィール

東北大学名誉教授,総長特命教授

「2016年 『現代哲学キーワード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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