アメリカ言語哲学入門 (ちくま学芸文庫 ト 9-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090638

感想・レビュー・書評

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  • ローティに目覚めました。「神は死んだ」ニーチェ的なところがありますね。ただし、ニヒリズムだけではない、そこからの出発、対処もある。

    以前、入門書で読んだときはチンプンカンプンだったデヴィッドソン、クリプキ、そして、同じく概論として学んでいたオースティンやサールのそれぞれの位置づけがわかり、さらに、デカルト、ロック、カントへの架橋もみられ、歯ごたえがありつつも、刺激的な読書でした。

    絶版なのが、本当に惜しい。

  • 固有名の話はわかりやすくて面白かった。

    後のほうの観念論についての話は、あまりなじみのない話題だったので、わからないところもあったが、おおむね読みやすかったし、観念論の面白みに触れることができた。

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著者プロフィール

1952年、香川県生まれ。京都大学文学部哲学科卒。京都大学博士(文学)。ハーバード大学客員研究員などを経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。著書に、『ロック哲学の隠された論理』(勁草書房)、『クワインと現代アメリカ哲学』(世界思想社)、『観念説の謎解き』(世界思想社)、『観念論の教室』(ちくま新書)、『ローティ』(ちくま選書)、『カント入門講義』(ちくま学芸文庫)、Inquiries into Locke’s Theory of Ideas(Olms)、 The Lost Paradigm of the Theory of Ideas (Olms)、「科学哲学者柏木達彦」シリーズ全5冊(ナカニシヤ出版)、「生島圭」シリーズ全3冊(講談社現代新書)など、訳書に、R.ローティ『連帯と自由の哲学』(岩波書店)がある。

「2019年 『デカルト入門講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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