漢字の文化史 (ちくま学芸文庫 ア 26-1)

著者 :
  • 筑摩書房
4.33
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090669

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 太古の昔は神と人間をつなぐものとして、のちには行政文書・書物などを記録するために欠かせない手段として使われてきた漢字。「文字はそれが書かれた素材と一体のものに捉えられなければならない」という観点から、本書では出土文物を手がかりに、漢字の成り立ちと、漢字をめぐる人々の歩みを追う。亀甲や牛骨に刻まれた甲骨文字、天子のシンボル・鼎に残された銘文、銅剣を飾る華麗な鳥書、古の書物を今に伝える竹簡・木簡…。中国文明を支え発展させてきた原動力ともいえる漢字の歴史に迫る

  • 読み終わった感想:

    「故宮博物院に行く前に読んでおけば展示内容をもっと楽しめたかも…」

    漢字や字体の時代背景や用いられ方について考証されています.故宮博物院にもある鼎の話題も出ており,まさに上記のような感想です

  • 日常的に使用している漢字について私たちは殆ど何も知らないということを知る1冊。(2010:濱田寛先生推薦)

  • 言語

  • 有名な遺物とか、
    漢字の歴史をおおまかに知りたいのなら
    これは最適だと思います。

    そこまで難しい話もないけれど、
    情報量がそれなりに多いので、
    さらっと読めるかどうかは人それぞれ、かな?

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

京都大学名誉教授、公益財団法人日本漢字能力検定協会漢字文化研究所所長

「2017年 『角川新字源 改訂新版 特装版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿辻哲次の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×