新編現代の君主 (ちくま学芸文庫 ク 16-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091604

作品紹介・あらすじ

現代の君主は、個人ではありえない、それはひとつの集合的意志である-。イタリア共産党の指導者グラムシは、十数年にわたる獄男生活において、ヨーロッパの革命が挫折した原因を内省しつつ執筆活動をつづけた。その『獄中ノート』から、主として政治と近代国家の問題をあつかった最重要テクストを精選するとともに、その思想背景を知るための明快な訳注を付したものが本書である。組織された生産者社会において、人間が主体性を取り戻すことを展望する。いま読みなおすグラムシ思想の真髄。

感想・レビュー・書評

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  • 新編 現代の君主 (ちくま学芸文庫)

  • グラムシがここまでマキャヴェリの影響を受けたなんて。マルクス主義からのマキャベリズムの分析と現代的意味を問うている。

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著者プロフィール

1891-1937年。イタリアの思想家。1921年にイタリア共産党の結成に参加。ムッソリーニ政権と対決姿勢をとったため、1926年に逮捕される。獄中で鍛え抜かれた独自の思索は33冊に及ぶノートに書き残され、ヘゲモニー論をはじめ、後世に多大な影響を与えた。

「2017年 『革命論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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