反オブジェクト: 建築を溶かし、砕く (ちくま学芸文庫 ク 18-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480092175

作品紹介・あらすじ

自己中心的で威圧的な建築を批判したかった-。周囲の環境から乖離したオブジェクト的なる建築。それらは、建築史と思想史というパラレルな2つの潮流の中で繰り返し台頭する"オブジェクト中心主義"、つまり主体(サブジェクト)と客体(オブジェクト)の分裂と相克から誕生した。デカルト以降の思想史的パースペクティブから現代建築を捉えなおし、「消去する」「粒子へと砕く」などの試みを通して、新たなる可能性を拓く。世界中で進行中のプロジェクトで、いまもっとも注目を集める著者による、思索と宣誓の書。書下ろし自著解説付。

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738879

  • 隈研吾氏の哲学が分かりやすく書かれている。考え方として共感できる部分があり好きな本。

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著者プロフィール

1954年、神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、『反オブジェクト』(ちくま学芸文庫)、他多数。

「2022年 『新・建築入門 思想と歴史;ク-18-2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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