新物理の散歩道 (第3集) (ちくま学芸文庫 ロ 6-3 Math&Science)

  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480092335

感想・レビュー・書評

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  • 系推薦図書 総合教育院
    【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189037

  • 新物理の散歩道 第三集 ロゲルギスト 中央公論

    七人の物理学者が持ちまわりで書いた八冊目だというのに第三集とはこれいかに
    結構面白く読ませてもらったのだけれど読み進むうちにあらぬことが気になってくる

    文体が微妙に変わるのは何故なのだろうかとか
    この本で最もひどいと思ったころは82ページから83ページに掛けての文だ
    科学分野の哲学者ともいえる物理学者なのだから的確な文を論理的に描くものと
    思い込んでいるとそうでもないらしい
    主語がどれやら「は」の連続で支離滅裂である

    「は」のほとんどを「に」や「が」や「の」に書き換えなければ意味が通じない
    実験もそのまとめも学生に任せっぱなしで見てもいないのかもしれない
    象牙の塔の中に囲われてしまうことにさえ我慢すれば
    手乗り文鳥のように肩書きをもらったペットとなって気ままな暮らしができるらしい

    これほどまでに感覚的に好奇心でもてあそんで生きられるのかとあきれる
    どうやら真理の探究には程遠く肩書きばかりの俗物で
    その実創造性に欠ける机上の技術者気取りに過ぎないのかも知れないと思った
    もっともこれは心に広がった勝手な妄想のなせる業でしかなく事実がどうか知らない
    散々内容を楽しんだ上の妄想で申し訳ないようだけれど
    独りよがりの文体に段々と虫唾が這って来たのは確かなことだ

  • そもそも、学者さんってのは目の付け所が違うなぁという感じが強いですね。
    特におろし金の研究なんて、素人には思いつかないんじゃないかと思いました。
    サーフィンでなぜ波を滑り降り続けられるのかという話もおもしろかったです。
    巻末の独楽がなぜ立ち上がるかという話は、ちょっと難しくて付いていけませんでしたが。(^^;

  • なんというか、読み物として読むには少々重すぎる。無論、軽くて小気味良い話もあるが、全体的に論文調の部分が多く、息抜きのつもりで読んでいるのに目や肩が凝るという本末転倒な事態に陥ってしまった。論文調でやるならもっと徹底してやってくれたほうが読み易いのだが……
    そんなわけで評価は3つ星。いや、イイ本だと思うんですよ。IQが150くらいあれば、息抜きになるんじゃないでしょうか。

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