言葉と戦車を見すえて (ちくま学芸文庫 カ 13-3)

著者 :
制作 : 小森陽一  成田龍一 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 129
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480092380

作品紹介・あらすじ

「プラハの春」を弾圧するためにソ連軍戦車がチェコの首都に侵入した1968年の事件についての鮮やかな論評「言葉と戦車」を中心に、1946年の「天皇制を論ず」から2005年の「60年前東京の夜」まで、著者が何を考えつづけてきたかを俯瞰できる27の論稿群を集成。たんなる学究の徒の貌ではなく、現実の政治と社会に対する透徹した思考と強靱な思想が屹立する。全篇発表時の初出より収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日本屈指の知識人加藤周一の論考集。表題の「言葉と戦車を見据えて」は氏の名著のひとつである。大学生なら必ず読んでおくべきであると思う。

  • この文庫本は、加藤の歩んだ思想的軌跡をいきいきとよみがえらせてくれた。実に密度が高い。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738813

  • 著者:加藤周一(1919-2008、渋谷区、評論家)
    編者:小森陽一(1953-、東京都、日本文学)、成田龍一(1951-、大阪市、日本史)

  • [ 内容 ]
    「プラハの春」を弾圧するためにソ連軍戦車がチェコの首都に侵入した1968年の事件についての鮮やかな論評「言葉と戦車」を中心に、1946年の「天皇制を論ず」から2005年の「60年前東京の夜」まで、著者が何を考えつづけてきたかを俯瞰できる27の論稿群を集成。
    たんなる学究の徒の貌ではなく、現実の政治と社会に対する透徹した思考と強靱な思想が屹立する。
    全篇発表時の初出より収録。

    [ 目次 ]
    天皇制を論ず
    逃避的文学を去れ
    知識人の任務
    日本文化の雑種性
    雑種的日本文化の課題
    天皇制と日本人の意識
    西欧の知識人と日本の知識人
    戦争と知識人
    日本の新聞
    安保条約と知識人
    言葉と戦車
    ベトナム 戦争と平和
    わが思索わが風土
    危機の言語学的解決について
    軍国主義反対再び
    遠くて近きもの・地獄
    教科書検閲の病理
    『加藤道夫全集1』読後
    「過去の克服」覚書
    再説九条
    戦後五十年決議
    原爆五十年
    「心ならずも」心理について
    サラエヴォと南京
    また9条
    60年前の夜

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

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著者プロフィール

評論家。「9条の会」呼びかけ人。

「2008年 『憲法9条 新鮮感覚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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