柳宗悦コレクション1 ひと (ちくま学芸文庫 ヤ 22-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.20
  • (1)
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480093318

作品紹介・あらすじ

それまで見向きもされなかった生活雑器に美しさを見出し、「民藝」という美の基準を確立した柳宗悦。その蒐集から稀代の目利きとして知られているが、彼はまた、よりよい社会の実現を願う「考える人」でもあった。宗教哲学者として魂の救済を追求した柳は、慈悲の仏・阿弥陀仏の救済原理と出会い、現実社会に生きる人々を救うことを目指すに至る。白樺派の仲間、ロダン、ブレイク…柳思想の全貌を、彼に影響を及ぼした人々との出会いから探るシリーズ第1巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本民藝館にて閲覧。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/737535

  • 柳宗悦はとても情熱的な人だったんだな、と伝わって来る文章。

  • ・・・・・書きかけ・・・・・

    日本民藝運動の父こと柳宗悦が亡くなったのが1961年ですからすでに今年で50年、おりしも文芸雑誌『すばる』2月号に中沢新一が「民藝を初心に戻す」と題した

          

  • (2010/12/26購入)

    民藝運動家としての活動に興味があったので購入。
    宗悦の言葉に「己の道を信じていけば、優れる者は優れるままに、劣れる者は劣れるままに、必ず救われる」(うろ覚え)というものがあるのだが、宗悦の宗教観がこの言葉の背景にあるのだとこの本で良く分かった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

柳宗悦(やなぎ・むねよし):1889-1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた。

「2023年 『新編 民藝四十年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柳宗悦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×