現代数学の考え方 (ちくま学芸文庫 ス 12-1 Math&Science)
- 筑摩書房 (2012年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480094377
作品紹介・あらすじ
人はなぜ数学に魅了されるのか。世の中の役に立つだけでなく、それ自体の美しさがあって、快いものだからだ。「数学は芸術に似ている」-では、その美しさとはどういうもの?一般向けの数学書を多数執筆し、そのわかりやすさに定評のある著者が見せてくれるのは、イメージ豊かで精緻な数学の世界だ。話題は代数・幾何の基本から群論、線型代数、そして4次元の幾何学、ゲーデルの不完全性定理、コンピュータのしくみまで多彩。図版を巧みに使いながら、直観からのアプローチで現代数学の姿を展望する。
感想・レビュー・書評
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系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=188826詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数学科に入った学生、狭い意味の数学者になりたい人にはぜひ読んで欲しいと思える本。内容はやや高度なので、さらっと読んだだけではわからないことも多いと思うが、どういう考え方で問題に取り組まれているかがしっかりと書かれている。こういう本は案外少なく、自分が研究する理由を振り返るいいきっかけを与えてくれる
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こないだ読んだ『情報理論』よりははるかにわかりやすい本だった。
興味を誘う幾つかのトピックにわけ、おおまかな「数学の考え方」を実感できるように構成されている。もちろん、これでじゅうぶんというわけはないが、ここでは「漠然と感じ取ることができたらよい」ということにしよう。ちなみに「微積分」はこの本では省かれている。
しかし実はアホな私にはこれでもまだちょっとわからないところがある(^^;)
若いうちに、数学と英語はもうちょっとしっかり勉強しておくべきだったなあ・・・