戦争の技術 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房
3.18
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 89
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480094773

作品紹介・あらすじ

『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 究極は、軍事力なくして国家は成り立たない。 同時に外交力もバックボーンの軍事力なくして交渉力を持たない。

  • マキァヴェッリ『戦争の技術』ちくま学芸文庫、読了。政論で有名な思想家による「国家にとっての軍隊論」。原題はDell’ arte della guerraは「兵法指南」を予期させるが本書は「国民軍の作り方」。国民国家の成立には徴兵軍が必要不可欠。ある意味で共和主義者の真骨頂か。

    市民自身が国防の最前線に立つのは国民国家に限定される現象ではない。その意味でマキァヴェッリは、古代の伝統を再生(ルネサンス)したとも言えるのが興味深い。「義勇兵」とは「ボランティア」。だれが動員するのか。極めてアクチュアルな話題です。

    マキャヴェッリの全集は、02年に筑摩書房で完結。しかし、ここ数年、新訳が相次いでいる。権謀術数主義としての現実主義をマキャヴェリズム(、~リスト)として簡単に退ける論調が見られるけれども、そこへ矮小化させる前に、もう一度、原典を読まないといけないのではないかとは思った次第。

  • 良き制度を持つ王国とは、軍事に関することを除けば自分たちの国王に対して絶対の命令権を与えはしないものだ。ただ、軍事活動には迅速な決定が不可欠であって、そのためには統帥権が存在するはず。それ以外のことについては相談役に助言を求めずには何事もできるものではない。戦がなければ生きていけないとばかりに、平和時にも戦争を望む連中が国王のそばにいるとすれば国王の相談役たちとて恐ろしくてしょうがない。

  • 『君主論』で有名なマキアベリの本で、軍隊の作り方(徴兵か傭兵か)とか、あるべき歩兵と騎兵の割合とか、隊列とか、そんなことが書かれた本。古代ローマに学べと書かれている。退屈で4巻(=第4章に相当)の途中で投げ出す。解説中で訳者がこの部分は意味がよくわからないなんて言い訳しているが、退屈なのは著者のせい、訳者のせい、内容が古すぎるせいがそれぞれ3分の1ずつ。

全4件中 1 - 4件を表示

ニッコロ・マキァヴェッリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×