日本陸軍と中国: 「支那通」にみる夢と蹉跌 (ちくま学芸文庫 ト 16-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480097408

作品紹介・あらすじ

中国スペシャリストとして活躍し、日中提携を夢見た男たち。なぜ彼らが、泥沼の戦争へと日本を導くことになったのか。真相を追う。

感想・レビュー・書評

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  • 私は「失敗の本質」は、それまで似たような本を複数読んでいたことから、世間の評判ほどには面白く感じられなかったが、この本には私にとって新鮮な視点が多く、面白かった。

    旧支那通も新支那通も独りよがりなんですな。
    ロマンの悪い面ですな。

  • 東2法経図・6F開架 396A/To13n//K

  • 中国人に近代国家建設の能力が欠けているという認識は、支那通軍人に共通していた。そして、辛亥革命が支那通青年将校の血を湧かせることになるが、それは、アジア連帯あるいいは「東亜保全」的な理念が彼ら支那通軍人の間に脈々と流れていたことを示唆している。この時代の日本人は自分たちの力で、中国の建国を謀ったことが、泥沼の日中戦争の原因といえるのだろう。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授

「2020年 『戦争のなかの日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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