紀貫之 (ちくま学芸文庫)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480098450

感想・レビュー・書評

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  • 金字塔・道真万葉集から、「虚構」の貫之古今集へ。
    紀貫之論よりも、その合間に挟まれる日本文学論が面白い。
    堀江敏幸の解説により、大岡信の詩がいかに和歌から想を得ているかも知る。

  • 子規は古今集の代表的歌人である貫之を「下手な歌よみ」と挑発的に罵倒したそうである。んなことはないだろう、というのが本書である。子規は明治の文芸革新の文脈でそういったわけで、本書は文学史史の視座を持つ。
    貫之の歌を取り上げてすごく丁寧に論証しているのだが、中国や西洋に対する日本や日本語の特殊性の強調など、月並みに感じるところも多い。もっと国文学に詳しい人が読んだら違う感想なのだろうか。
    あとがきによるとものの2ヶ月半で本書は執筆されたそうで、それまでの蓄積もあるだろうが、恐ろしい。

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著者プロフィール

1931(昭和6)年、三島市生まれ。詩人。歌人大岡博の長男。父と窪田空穂の影響で、沼津中学時代に作歌・詩作を行う。一高文科から東大国文科卒業。在学中に「現代文学」、卒業後「櫂」に参加し、「シュルレアリスム研究会」「鰐」を結成。読売新聞外報部勤務を経て、明治大学・東京芸術大学の教授をつとめた。詩と批評を中心とした多様な精神活動を行い、また連歌から発展させた連詩を外国人とも試みている。日本芸術院会員。
詩集―「記憶と現在」「春 少女に」「ぬばたまの夜、天の掃除器せまつてくる」「旅みやげ にしひがし」「丘のうなじ」など。
著書―「折々のうた」「新折々のうた」など多数。

「2016年 『折々のうた 春夏秋冬・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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