古代の鉄と神々 (ちくま学芸文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480098702

作品紹介・あらすじ

弥生時代の稲作にはすでに鉄が使われていた! 原型を遺さないその鉄文化の痕跡を神話・祭祀に求め、古代史の謎を解き明かす。解説 上垣外憲一

感想・レビュー・書評

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  • 鉄を主軸に語られる、古代の姿。

    弥生時代には国内製鉄が行われ、製鉄と鍛治は段階を経て高度化する。そしてそのヒントは祭祀の場に残っている、という説を展開します。

    本書によると、弥生時代の製鉄とは「褐鉄鉱」を用いていたとしています。やがてより硬く腐蝕しにくいタタラ製鉄の技術に代わられていく。

    その流れと鉄の影響を、各地の神社祭祀、地名、史書、伝承、考古などの様々な面から、可能性を見出しています。

    褐鉄鉱は湿原の葦などの根元に塊としてできる。
    その鉄を用いて、稲作が進められる。
    「豊葦原の瑞穂の国」は鉄と稲の両輪を示すものである…。

    本書は昭和60年に刊行されたものの文庫化ですが、古さを感じさせない、興味深い内容でした。

  • 明治維新の開国の馬鹿どものめちゃくちゃにより、本来あるべき姿が見えてこなかった神道の本道が見えてくる書籍
    古代からこの地に住う人々が何を敬い何を称えてきたのかがストンと落ちる理解へと及ぶ。僕は本書に合っていなければ下手すると禍々しいスピ系信者になっていたかもしれないが、現時点で本書のおかげで、真正面から神道とも向き合える体制が取れそうだ。かつ、神道後にこの国に入ってきたとされる仏教も叙々に解明へと繋がっていきそうで喜ばしい◎後は焼物の歴史と世界最古の文明と言っても過言でない縄文と世界の相関を理解できれば良いのだが。
    高師小僧に感謝也

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