- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480098931
作品紹介・あらすじ
攻防の要たる城は、明治以降、新たな価値を担い、日本人の心の拠り所として生き延びる。ホンモノ、ニセモノの城を訪ねて見た異色の日本近・現代史。
感想・レビュー・書評
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宮間様からオススメされた本。
思っていたよりもしっかりと書かれていたけど読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
城郭愛好家として読んでみたが、ホンモノにこだわっていた私には目からウロコだった。
明治の廃城令で多くの天守閣が失われて、また戦災でも貴重な城(名古屋城・広島城・岡山城等)も焼けてしまった。
戦後に多くの天守閣が復興され、平成になって復興した掛川城は日本100名城に選ばれて、もっと前(昭和33年)に復興され歴史的にも有名な我が浜松城は選ばれなかった。(後に続日本100名城に選ばれたが)これは史実に基づいた天守閣かどうかで決められたようだ。
ホンモノという定義でも、平成に作られた掛川城は偽物で江戸時代後期に櫓をリニューアルした弘前城はホンモノというのも、どこに基準を置くかだけなんだよね。 -
宮城から球場へ
和気清麻呂が見守るもの
嗚呼忠臣楠木正成に見送られ
北面の武士たち
なごやかな町
お城が欲しい
遺品の有効期限
捕らぬ古ダヌキの皮算用
双子の城
忍者だったころ
さかさまの世界
火の用心
地中の城
海上の城
ふるさと創世
Come on, Kamon no Kami!
建てて壊してまた建てて
白い城
棚橋式十弁弁擁壁
聖地移転
殿様の銅像
墓のある公園、城門のある寺
せいしょこさん
琉球住民に贈らる
著者:木下直之(1954-、浜松市、美術史)