現代語訳 藤氏家伝 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480099440

作品紹介・あらすじ

藤原氏初期の歴史が記された奈良時代後半の書。藤原鎌足とその子貞慧、そして藤原不比等の長男武智麻呂の事績を、明快な現代語訳によって伝える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 分かりやすい現代語訳で、すらすら楽しめます。
    鎌足はスーパーヒーロー、武智麻呂は惜しむべき人。

  • 手に入りやすい文庫で出たのでやはり持っておきたい。と思い購入。
    現代語訳なのでサクサク読み終わりましたが胸焼けするほどの藤原アゲアゲの世界すごいですね。部分的にしか見たことなかったので通して読むとすごいですね。漢文で美文だとわかりやすい現代語訳にするとこうなるよな…という文章。
    仲麻呂が編纂に関わってるだけあって、近江意識が強い。武智麻呂伝にある近江守時代の武智麻呂の近江満喫っぷりがすごい。ほんとに伊吹山登ったの??藤氏家伝のピーク、私武智麻呂伝だと思いますわ。歌も漢詩もない武智麻呂だけど藤氏家伝に伝があるだけで勝ち組だわ。
    見る度に思うけど不比等伝がないのが惜しまれる…

  • 上巻(鎌足伝;貞慧伝)
    下巻(武智麻呂伝)
    『藤氏家伝』本文

    編者:藤原仲麻呂(恵美押勝)(706-764、京都、公卿)、延慶(奈良時代、僧侶)
    訳者:沖森卓也(1952-、伊賀市、日本語学)

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1952年、三重県生まれ。現在、立教大学文学部教授。博士(文学)。
1975年、東京大学文学部第三類国語国文学専修課程卒業。1977年、同大学修士課程を修了し、東京大学文学部助手となる。その後、白百合女子大学文学部専任講師・助教授を経て、1985年立教大学文学部助教授、1990年同大学教授となり、今日に至る。
専攻は日本語学、特に日本語の歴史的研究。
著書に『日本古代の文字と表記』(吉川弘文館)、『はじめて読む日本語の歴史』『日本の漢字1600年の歴史』(ベレ出版)などがある。
辞書に載っていないようなことばの意味や使い方を調べるのが趣味。

「2016年 『文章が変わる接続語の使い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沖森卓也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×