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- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480102584
感想・レビュー・書評
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ちくま日本文学全集「 渡辺一夫 」 敗戦日記が読みたくて 図書館で借りた。ラブレー、ボードレールなどフランス文学の興味に繋がる1冊だった。戦争反対を明確に示した 敗戦日記は ラブレーや 寛容論 などフランス文学に通じている ように思った
「 敗戦日記 」昭和20年3/11 本郷の壊滅から 8/18 和平を確認するまでの日記。国の戦争行為を軽蔑すること と 国を愛することは 相反しない
*竹槍を取ることを強要されたら〜どこにでも行く〜アメリカ人は殺さぬ。捕虜になろう
*我国は死ぬべき。その上で生まれ変わらねばならぬ
*8/18 最後の日記「母国語で 思ったことを何か書く歓び。始めよう」
「 ラブレー管見 」
*ラブレーの作品の笑い=自分が歪んでいることを知らない人間に対する矯正を含む笑い
*人間が作ったものに対する監視と批判
「 寛容は自らを守るために、不寛容に対して不寛容になるべきか」
*寛容は 不寛容に対して 不寛容になるべきでない
*不寛容な人々に対しては説得のチャンスはある
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理想主義的と見せかけて実は結構ニヒルなエッセイたち。
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