- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480401120
作品紹介・あらすじ
「ドイツ・イデオロギー」「哲学の貧困」「コミュニスト宣言」は、同時代の、観念に終始する哲学への批判、心情中心の経済学への批判、および資本主義批判のための実践的宣言文であり、若きマルクスの三つの面貌を鮮やかに浮び上がらせる。
感想・レビュー・書評
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マルクス・コレクション 2 (2)
(和書)2008年11月04日 19:31
カール・マルクス 筑摩書房 2008年3月
「哲学の貧困」だけ読みました。ドイツイデオロギーは岩波文庫で読んだし、コミュニスト宣言は共産主義者宣言を読んでいるから今回は止めました。
プルードン批判が難解でした。資本論を読んだ時と同じような難しさを感じました。ただ政治闘争に関して書いてあるところは面白かった。柄谷行人が政治にコミットしなければ駄目だハイデッガーだってナチに参加したではないかと言っていたのはこの辺りに起因するのかなって思いました。
哲学の貧困 終わりの辺り
「・・・第三身分すなわちブルジョワ身分の解放がすべての身分とすべての特権団体の廃棄であったのと同様、労働階級の解放の条件はあらゆる階級の廃棄である。・・・・・・とはいえ、諸階級の対立に基礎を置く社会がむきだしの矛盾に、最終決着としての身体と身体の衝突に行きつくとしても、驚く必要などあるだろうか。社会運動は政治闘争を排除すると言わないでほしい。同時的に社会運動でない政治闘争などは、けっして存在しないのだから。諸階級も階級敵対もない状態が当たり前になってはじめて、社会の進化は政治革命であることをやめるであろう。・・・・・」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マルクスのいう生産様式の意味が何となくわかってきた。
巻末にある三島憲一先生の解説も神レベル。