マルクス・コレクション VI フランスの内乱・ゴータ網領批判・時局論 (上)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480401168

作品紹介・あらすじ

資本制経済のうねりが非西洋世界に与える衝撃を目のあたりにして、社会問題へのマルクスの関心は地球規模に拡大する。『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』紙への寄稿記事とともに、後年パリ・コミューンに際会し起草した『フランスの内乱』とドイツ労働者党イデオロギーへの批判的解釈『ゴータ綱領批判』を併せ収録。

感想・レビュー・書評

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  • マルクス・コレクション VI フランスの内乱・ゴータ網領批判・時局論 (上) (マルクス・コレクション)
    (和書)2008年11月25日 19:38
    カール・マルクス 筑摩書房 2005年9月22日


    「フランスの内乱」
    ・・・---しかしそれは共産主義であり、「不可能な共産主義」だ!・・・もし協同組合的生産が欺瞞や陥穽にとどまるべきでないのなら、もしそれが資本制にかわるべきものであるのなら、もし協同組合の連合体が共通の計画に基づいて全国の生産を調整し、そうすることによってそれを自らの統制のもとにおき、資本主義的生産の宿命である不断の無政府状態と周期的な痙攣を終わらせるべきなら---諸君、それは共産主義、「可能な」共産主義の何ものであろうか!・・・
    ●柄谷行人が「可能なるコミュニズム」で書いていたのはこれだったのだな。当時はNAMとかやっていて是非参加したかったが精神的体調が崩れていてきちんとした判断ができなかった。結局不参加に終わった。残念だった。

    「ゴータ綱領批判」
    ・・・預言者の救世策!なんと厳粛な仕方で「道は開」かれることか!現に存在している階級闘争の代わりに新聞記者的な決まり文句、「社会問題」が登場し、その「解決」の「道が開」かれる。・・・国家援助による協同組合の設立などとは何ら関係のないことだ!現在の協同組合に関して言えば、それらが価値を有するのは、政府からもブルジョワからも保護されずに、労働者によって自主的に創設されたものであるかぎりでのことである。・・・
    ●柄谷行人が筑紫哲也に関して社会問題の登場を批判していたのはここから来ていたんだな。今の記者やニュースキャスターは新聞記者的な決まり文句を連呼するだけでなく現に存在している階級闘争を批判するようになったら面白いだろうな。報道番組なんて新聞記者的な決まり文句「社会問題」ばかりだよね。

    「時局論(上)インド論 中国論」
    ●当時の世界情勢が新聞記者的な決まり文句「社会問題」であることに批判しつつ現に存在している階級闘争から展開されていて面白い。マルクス本人の経済面の事情から執筆されたものらしいが現在の時局を批判する上にもとても参考になった。

  • フランスの内乱―国際労働者協会総評議会への呼びかけ
    ゴータ綱領批判
    時局論(上)インド・中国論(インド論中国論)

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著者プロフィール

1818-83年。ドイツの哲学者・経済学者。主な著書に『ドイツ・イデオロギー』(1845年)、『共産党宣言』(1848年)(以上、エンゲルスとの共著)、『資本論』(1867-94年)ほか。

「2020年 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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