古本生活読本 (ちくま文庫 お 34-3)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 83
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480420435

感想・レビュー・書評

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  • 古本まつりで、カバーのイラストが気になり購入。この古本界隈というのはどうも繋がりもあるみたいで、以前読んだ、荻原魚雷氏のカバーデザインも石丸澄子さんという方が描いていて、解説も著者であった。最近、ちくまで古本大全という本も出ている。思うに、昨今のレトロブームに、火種をつけようという思いも感じられる。読んだ感想として、ここまでいくと本を読むというより、コレクターに近いのだろう。思うところもあると思うが、古本でも新刊でも読みたい本を読む。これに限るかなぁ...ちょっと影響を受けてかAmazonで中古本を「ポチっ」た。

  • 毎日のように古本屋へ行くという筆者の古本エッセイ集でしょうか。うんうんと唸りながら、楽しく読みました。

    学生時代以降、昔はよく古本屋さんへ行ってあましたが、最近はbookoff以外の古本屋さんはご無沙汰しているように思います。昔ながらの店舗は、かなり数も減っているのでは、、代わりにネットの店舗は拡大してますね。

  • 検印って著者側が自分で押してたのか。
    それだけでサイン本みたいなものだな。
    そうだったのかあ…。よく図書館の古い本の検印が剝がれかけてたなあ。
    古本屋巡りできるほど近くに古本屋あったらいいけどなあ…車飛ばしたらできるけどね。気軽に歩いてはなかなか難しいな。
    古い本から新しい本まで、店主のお眼鏡に適った本が並ぶ古本屋こそ、本来の意味での本屋だという考え方は面白いな。
    確かに通常の本屋は「今」の本しかないですしね。

  • 2015/2/27購入
    2015/3/24読了

  • 均一小僧の面目躍如。

  • 「1日に1度は古本屋の軒先をくぐり、古本の匂いを嗅ぎ、棚に並んだ背の文字を目に焼き付けないと、身体の調子がおかしくなる人種だということを、申し述べておかねばならない。」とまでの古本狂いの著者が古本をネタに書く本に纏わるエッセイ。古本屋への出入りの仕方、ネット古書店の開き方、只見町の古本村構想レポート、ヨーロッパへの古本探しの旅、昭和30年代の新書考の他に、見つけた古本の紹介やその古本から蜘蛛の巣のように伸びる知識を吸収し読者に提示し、こんな古本からの呼ばれかたもあるんだよと古本の偶然も伝授しています。

  • 古本がなければ生きていない人間。一体どんな人間か。
    活字の魔力に魅入られた著者の記録。

  • さらっと読むのには丁度いい本。
    古本=中古の本、程度の認識しかない人にとっては目からうろこかも。
    久しぶりに大学のそばの古本屋を覗いてみたくなる1冊ですね。

  • いつものように書店で何かいい本はないかと探していると目に飛び込んだのがこの本。「古本」とあるのがまずいい。中身をぱらぱらと読んで、即買い。
     岡崎さんはぼくにとって初めての作者なのだが、古本好きのフリーライター。
     もちろん全編古本にまつわる文章が連なっている。
     特に新聞社がその昔、スクープの記事を伝書鳩を使って運んだという話や、古本屋めぐりの楽しさ。
     ちくま文庫には、岡崎さんの本がもう二冊あるので、それも楽しみである。

  • ごめんなさい。筆者は尊敬する先生のお友達なのですが、あまり好きではありません。いいノリなんですが、根本的に古本の世界でどうしてノリノリになれるのかがわかっていないので・・・。そこから出直さねばです。でも、共感できたのは林芙美子『めし』批評のくだり。面白かった

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著者プロフィール

岡崎 武志(おかざき・たけし):1957年大阪府生まれ。立命館大学卒業後、高校の国語講師を経て上京。出版社勤務の後、フリーライターとなる。書評を中心に各紙誌に執筆。「文庫王」「均一小僧」「神保町ライター」などの異名でも知られる。『女子の古本屋』『古本で見る昭和の生活』(筑摩書房)、『これからはソファーに寝ころんで』(春陽堂書店)、『人と会う力』(新講社)、『読書の腕前』『蔵書の苦しみ』 (光文社)、『古本道入門』(中公文庫)、『憧れの住む東京へ』(本の雑誌社)など多数。

「2024年 『古本大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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