諸国空想料理店 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 346
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480420527

感想・レビュー・書評

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  • いろんな国のいろんな匂いがしてくる本。
    あの空間を味わいたいし、レシピも載っているので、自分でも少しだけ味わえるのがいい。

  • 諸国空想料理店のkuukuuのシェフをしていた頃の高山なおみのエッセイ。

    彼女の食にまつわるエピソードや考え方とあわせて、レシピが簡単に書かれている。
    トンファン、グリルドターキー、ハリッサソース、アフリカ大餃子、シェビーチェ、ゴイクォン、きなこクッキー、ビリヤニ、ナシゴレン、鶏ガラスープなどなど。
    どれもこれも実際は難関そうだし、謎なスパイスも多いのだが、美味しいそう、作ってみたい!と思わざる負えない。まるで横で手ほどきしながら教えてくれているような感覚の文章だからだろう。

    また料理にまつわるエピソードもいい。
    風邪ぎみのときに作ってもらった鶏ガラと野菜クズのスープ、おばあちゃんお手製うどん、友人の通夜の後にみんなで食べた味グチャ混ぜのインスタントラーメンなど。ただ味が美味しいというだけでなく、その時の状況が醸し出す独特の良さみたいなものを書いていて、文章でこの出来事の「美味しさ」を伝える術と感性が素敵だなと思う。
    オーナーの書いていた、実際は女豹のように俊敏に飛び跳ねて大変優秀に店を回しているというくだりが、なんとなく納得できる。

    料理に向かう姿勢や全ての物事を大切にしている人という印象だった。

  • 高山さんがクウクウで毎月作っていたお店の新聞のコラム。昔からこんな文(結構深い)を書いていたんだーと思った。

  • 高山なおみさんの書く文章が本当に好きだ。生々しいけど繊細で、読んでよかったな、となる。諸国空想料理店行ってみたかったなぁ。

  • 図書館で借りたらすごく面白かったので、手元に置いておきたいから買います。kuu kuu 行ってみたかったなぁ~

  • 一度で良いから行ってみたかったなぁ。
    諸国空想料理店kuukuu

    旅に絡んだ料理のエッセイ。
    聞いた事も見た事もない料理のオンパレードだけど、とっても魅力的。
    ずらり並ぶ料理を見ていると、何ともたくましさを感じる。

    いつかは七面鳥を焼いてみたいな。
    ワクワクしちゃう。

  • 長いこと読み続けている高山なおみさんの、最初の本。ワイルドで暖かい、血の通った文章を書ける稀有な料理家のスタートライン。

  • 食べることは生きること。アジアの屋台で手をベタベタにしながらお腹いっぱい食べたい‼

  • 「諸国空想料理店Kuu Kuu」という名前のレストランが1990年から2003年まで実際にあったそうです。そこのシェフをしていた高山なおみさんが、「Kuu Kuu」を懐かしみながらてがけた一冊です。

    本の題名から、世界中のおいしいものがでてくるのかなと、期待度大でした。現実の生活で世界中を旅をしていた時のことを思い出し、その国のごちそうをまたたくまに作ってしまう・・・。そんな魔法のようなことができる高山さんなのです。

    はじめにひと口(まえがき)

    I祭りのごちそう(パーティーより)

    II旅のにおいのするごちそう

    IIIごちそうの効果

    IVわたしのだいどこ(厨房より)

    さいごの一口(あとがき)

    料理の話はエッセイ形式で書かれ、最後にはもちろんレシピも書いてあります。
    「祭り」と「旅のにおい」に登場するお料理は、やはり外国風のものが多いのですが、「わたしのだいどこ」は文字通り作者秘伝のレシピがいっぱい。
    エッセイで味付けされた秘蔵のお料理こそ、世界に一つしかないごちそうのように思えました。
    お料理を食べながら世界各国へ行った気になれるのって素敵ですね。

    読者である私は、お料理は食べるのは好きですが、作るのはあまり得意でなく、このようなおいしそうなエッセイ料理本を見ては、満足しています。
    空想でおなかがいっぱいになるのですが、簡単にできそうなお料理は・・・ちょっとつくってみようかな。

    内容的にはお気に入りの本なのですが、実際に食べてみたいのにもうレストランが閉店というので、ちょっとがっかりでした。

  • これも最初は表紙買い。
    原マスミさんの表紙につられて読み始めたら、すっかりハマってしまいました。
    高山なおみさんの初めてのエッセイ集。
    どうしたらそんな澄んだまなざしで世界をみつめられるんだろう…と憧れてやみません。
    吉祥寺にあった「諸国空想料理店KuuKuu」のシェフ時代に書いた雑記なんですが、お料理に対する愛情と、気取らなさと、面白い視点が、なるほど「諸国空想料理」にぴったりだなぁと思います。1度でいいから食べてみたかったな…と思います。

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著者プロフィール

料理家・文筆家。レストランのシェフを経て料理家に。素材の味をいかしたシンプルな料理が人気。文筆家としても活躍しており、絵本制作にも取り組んでいる。近著に絵本『おにぎりをつくる(写真・長野陽一)』(ブロンズ新社)、『それから それから(絵・中野真典)』(リトルモア)『帰ってきた日々ごはん⑦』(アノニマ・スタジオ)などがある。
www.fukuu.com

「2020年 『人と暮らしと、台所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山なおみの作品

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