ファイティング寿限無 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 80
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480421203

感想・レビュー・書評

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  • 描写の仕方が直接的ではないのに
    妙にリアルというか
    想像に難くない文章に
    感動した作品
    途中で主人公がぶれたな…という感想
    でも、人情溢れる素敵なはなしでした

  • 爽快でリズミカルで、熱血若者物語でした。天は二物を与えず、しかし、二物に夢を、両立出来たら嬉しい。談志師匠の想いも出てきてフィクションかノンフィクションか(笑)
    最後の結末は、現実味がなさそうだが、小説ならではの男気に感激してしまった。

  • 爽やかなサクセスストーリー。スイスイ気持ちよく読めるのはさすが噺家なのか。時々感情移入しづらい(特に女性関係)きらいはあったなあ。

  • 913.6 タ 登録番号9097
    教員リクエスト
    第4回酒飲み大賞

  • 第4回酒飲み書店員大賞作品。

    まるで落語のような小気味好い会話と巧みなストーリーでスラスラ読める。耳で読む小説といった感じ。

    落語家としては半人前の橘家小龍が、ボクサー・ファイティング寿限無として、二足の草鞋を履きつつ、次第にのめり込むストイックなボクサーの世界。

  • 著者の立川談四楼さんは人情噺の得意な噺家さんだ。最近ファンになったので読んでみた。
    「マンガみたいだ」というのが素直な感想だ。考えて見れば、落語は身振りと会話で物語や人の感情を表現するわけで、小説よりはマンガに近いかもしれない。
    もちろん、マンガも落語も大好き。本作も十二分に興奮し感動した◎

  • いいね。談志師匠、志の輔師匠を感じますね。

  • 落語家なのにひょんなことからボクシングを始める。しかもそれがうまくいく。周囲の人間にも恵まれる。
    うまく行き過ぎな成功物語で味気ないのかというとそうでもない。あくまで本業は落語家なのだという主人公の揺らぐ思いがたびたび出てきたりもする。クライマックスのところで時間の流れをぶった切って、話の流れが単調に感じないようになっている箇所もある。
    それより何より、文章が臨場感たっぷりなのがいちばん。小説の形をしているのに、その場をまるで見てきたかのような語り口、ではなく書かれっぷり。

  • 少し期待はずれ
    話が眈々と進みすぎる感じがします

  • 善人しか出てこないおとぎ話

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著者プロフィール

1951年、群馬県生まれ。1970年、立川談志に入門。1990年「シャレのち曇り」(文藝春秋 現PHP文庫)で作家としてもデビュー。以来、本業の落語会で全国を飛び回りつつ、多くの小説、エッセイ、書評等を執筆。主な著書に『談志が死んだ』(新潮社)『声に出して笑える日本語』(光文社文庫)『いつも心に立川談志』(講談社)『落語家のもの覚え』(ちくま文庫)等がある。

「2022年 『文字助のはなし 立川談志を困らせた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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