ノヴァーリス作品集 3 (ちくま文庫 の 8-3)

著者 : ノヴァーリス 今泉文子

• 筑摩書房 (2007年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[i-londerstandさんの感想 · 2011年7月17日]

ちくま文庫だけあって絶版までの時間はみじかすぎる!!
同社のWEBで3巻セット（4095円）なら在庫あり。
もちろん買わないで後悔するよりは...

[cracranecoさんの感想 · 2009年11月30日]

言語は「４個の４分の１」からなる。
言葉には４種類あって、そしてそのうちの３つは秘密に隠れている。

「見えるものは見えないものにさわっている。
聞こえるものは聞こえないものにさわっている。
ならば、
考えられるものは考えられないものにさわっているはずだ」

[ヨナキウサギさんの感想 · 2009年6月16日]

夜の讃歌聖歌キリスト教世界、またはヨーロッパ信仰と愛一般草稿断章と研究　一七九九?一八〇〇年日記以上を所収。こちらは神秘的な詩も多いですね。そして、美しい。それにしても、このちくま文庫の作品集３巻の構成は見事ですね。これでようやく、ノヴァーリスという人の作品や生涯を俯瞰することができるように思います。ちくま文庫やちくま学芸文庫、講談社文芸文庫は、「文庫」という体裁にしては高価だ、とよく言われるし、実際にもそう思う事も多い。でも、これをハードカヴァーの単行本にしたらどうなるでしょう……おそらくこの文庫３巻分を合計しても、１冊も買えないような価格になるのでは？？ほんとうに、心からありがたい、と思うのです。こういう文庫には、だから、ぜひ今後も頑張ってほしいものです。