- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480421418
作品紹介・あらすじ
グリムのメルヘンとはそもそもどんなお話だったのか。子ども向きの楽しい童話なのか、それとも残酷で怖い昔話なのか。日本に早くから紹介されたものだけに、様々な版が入り乱れ様々な議論があったが、本書は、グリム研究の第一人者が満を持して発表した決定版。世界のグリム学者の議論を踏まえ、新たに訳しおろされた本格派。第1巻は「蛙の王さま」「ヘンゼルとグレーテル」ほか20篇。カラー図版多数。
感想・レビュー・書評
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まだ1巻しか読んでませんが、各話が10ページ前後なのでサクサク読めました。
悪には死あるのみ!とバッサリ切り捨てる話がほとんどで、「何事にも欲張ってはいけない」「悪いことをすれば自分に返ってくるよ」というメッセージ性を強烈に感じます。謝ってくれたら悪人とも仲直り♪といった生ぬるい事が許されない世界観。
一方で、世の中の理不尽さや真面目が馬鹿を見るような話もあり、立て続けに飽きることなく読めました。
私のオススメは「猫とねずみのとも暮らし」。最後の1行が何とも言えない…(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語も面白いですが挿絵もすばらしいです。
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<閲覧スタッフより>
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所在記号:943.6//クリ//1
資料番号:10226908
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とにかくシュール、登場人物たちの突拍子もない思考や行動についていけない。そして人の生死がめちゃ軽い。死んでも祈ればサクッと生き返るし。
教訓めいた話も多かったけど、それと同じくらい何が言いたいのか理解不能なまま終わってしまう話も多かった -
知っているお話から知らないお話、色々入ってて、どれも楽しめた。
『森のなかの三人の小人』のお話にあるような、子どもが大好きな「3回繰り返し」。これ私も大好きだなぁ。大人になっても楽しい。
アンデルセン読んだあとだから、(恐らく)同じ話が、所々違う形になって書かれているのも分かって面白かった!
これは第七版なので、初版と読み比べてみたい。 -
たくさんの翻訳本があり迷ったが、最終的に、初版を翻訳した”岩波文庫”と、最終版を翻訳した”ちくま文庫”のどちらかにすることにしました。僕の場合は楽しく読むのが最優先なので、訳文が新しく、なによりも100年以上前の刊行当時のカラー挿絵が多数収録されているということで”ちくま文庫”全7巻を購入しました。
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大学に入った年にコツコツ買い集めた思い出がある。
知らない話も多数収録されており、決定版の名に相応しい。
全7巻 -
童話ってえぐいなあ
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11.11.23-25
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全巻読んだら、グリム童話の研究するんだ♡