質問力 ちくま文庫(さ-28-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1932
感想 : 209
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480421951

作品紹介・あらすじ

話し上手な人というのは、ネタのおもしろさや話し方のうまさもあるが、質問がうまくて相手からおもしろい話が引き出せる、という面を必ずもっている。逆に質問がうまければ、自分に実力がなくても優れた人から情報が引き出せる。話す内容をおもしろくするのは難しいが、質問は鍛えれば誰でもうまくなる、すなわち技化できるものなのだ。谷川俊太郎、河合隼雄、村上龍、黒柳徹子、ダニエル・キイスなどの対話名人から学ぶ技。

感想・レビュー・書評

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  • 良い質問をすれば親密になるが、悪い質問をすれば嫌煙される。
    質問をする際には、可能ならば相手に対する知識をあらかじめ仕入れておく事。相手が重んじている部分を見抜く、または、相手の経験世界を絡めて質問をすると、パワーのある答えをもらえる。

    文中で出てきたゾーン判定表に質問を当てはめて、質問のスクリーニングから始めてみます。

  • 質問が時として偉人をつくる、という言葉が印象的だった。
    質問力とは人の魅力を引き出す力なのかな。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742944

  • 良い質問、悪い質問が何か分かりやすく解説してくれる。
    また、質の高いインタビューを解説してくれるので、非常に勉強になる。
    人と話す時、何を話すべきか、どんな問いかけをすべきか考えてしまい、焦ってしまうことが自分のコンプレックスにもなっていたが、相手の価値観や経験をうまく聞き出すことで自分の人生の糧となる情報がたくさん聞けると思うと、人とのコミュニケーションをもっと楽しみたいと感じた。

  • 社会人になり、自分の質問力のなさに焦り、この本を手に取りました。私の場合、会議等で質問が思い浮かばないのですが、それは自分の考えをもっていない、そもそも内容についてよく分かっていない、という、ただの自分の下調べ不足も大きな原因であることを、この本を読んで気づくことができました。

    優れた質問をする人は、まずは相手について調べる。そして、仮説を立てて、引き出しを作っておく。
    その仮説は、相手が聞いてほしいことや本質的な部分を聞き出すための問いをたてるのに、役立てていく。
    この本で紹介されて上記のことをやっていなかったなあと反省。かなりレベル高いですが。

    相手がより話しやすくなるような、「沿う技」も今後意識して取り入れていこうと思います。

  • 「質問力」はあらゆるコミュニケーションにおいて大切な力だと再認識できた。とりわけダニエル・キイスと宇多田ヒカルの対談の章が興味深かった。初対面なのに短い時間で死生観の話が出来るのは凄い。

  • よい質問をしましょう
    KY

  • 質問力の重要性については、なるほどと思うが、日常生活でというよりは仕事上で必要な質問力の鍛え方を説明した本。日常的にインタビューなどをする職業の人にはいい内容だと思うけど、日常会話には活かし難い。
    質問力の具体的な鍛え方についても、著者が授業で実践している方法がいくつか紹介されているが、グループワーキングなどなので、一人ではできないものがほとんど。結局、個人でできる鍛え方は「日常生活で質問力を意識する」ということだけなので少し物足りないかな、、、

  • 私的な場面、仕事でと、いい会話をしたいと思う。波長が合えばどんどん話題は広がりそれは楽しい時間を過ごせる。特にこの本では仕事の場面で、インタビュー、雑誌などにのせる対談の例を多数あげ、そのツボを紹介しています。ラジオ番組は二人で会話しながら進むのが多いけど、この本を読んで、ああ、ラジオの人たちってすごいな、と今までなにげなく聞き流してたしゃべりのプロたちを改めて注目してます。

    初めて合う人とどれだけ短い時間で濃密な会話ができるか、は仕事で日々求められる。それは「段取り力」と「コミュニケーション力」でそれに「まねる力」を合わせた3つがポイントだという。そのコミュニケーションに必要なのがこの「質問力」だという。たしかに会話して楽しい人は、ぺらぺらしゃべらないけど、こっちがしゃべりたい事をうまく質問してくれる。

    「うなづき」「言い換え」「オウム返しの技」それで相手を引っ張る。さらに相手との共通点を見出だして、相手の苦労に共感する。具体的な話と抽象的な話をつなぐ。きちんと相手のはなしを聴き、その中のキーワードで質問する。村上龍や黒柳徹子、さらにアレックス・ヘイリーを最後にあげ、ヘイリー氏のほとんど短い質問だけで成り立っているインタビューでマイルス・デイビスやモハメド・アリなどから人種観をみごとにひきだす例を紹介している。

    あとは相手の好きなものを把握しておいてそれを質問する。最近の小学低学年は名前と自分の好きなものは何何です、とかいた名刺をつくり「自己紹介ごっこ」をして友達ずくりの学習をするのだそうだが、まさにそれだ。

  • とにかく引用されている対話が面白い。引用に知性と先達への感銘が溢れている。
    対話本の楽しみ方、読み解き方の指南書として楽しめた、と書こうと思ったら、後書きで同じ旨を著者が述べておられた。おそれいりました。

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著者プロフィール

1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部助教授。教職課程で中・高教員を養成。専攻は教育学、身体論。
著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)、『教師=身体という技術』『「ムカツク」構造』(以上、世織書房)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)、『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書)、『スラムダンクを読み返せ ! ! 』(パラダイム)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)などがある。

「2001年 『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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