マリアの空想旅行 (ちくま文庫 も 9-7)

著者 :
制作 : 小島 千加子 
  • 筑摩書房
3.63
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本棚登録 : 149
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422095

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • ・実際に旅行をしたのではなく、写真を見て想像したことや、自分の思い出話が中心となっているという……。
    これで一冊の本になるのだから、すごい。
    ・彼女は、犀星に父性を求めていたのだろうけど、自分の息子よりも年下の三島にも似たようなものを求めていたんじゃないかなとふと思った。そして、彼女は、そういう人を探し出せる能力もあるのではないかとおもった。

  • 2006-05-00

  • これこそ真骨頂。
    某作を彷彿させる文字の流れ方で、内容はまったく違うのに笑ってしまうほど楽しく読めました。
    時折読めない漢字や表現があったので後で調べます。

  • 古都を旅することなく書いたエッセイ、「ひともする古都巡礼を」、欧羅巴についての思い出や思いを書いたエッセイ、「巴里と魔利」を収録。森茉莉の文章を読むと、自分が如何に日々バタバタと過ごしているかを猛省させられる。本当に、ゆったりとした心持ちで、精神の貴族でありたい。ワタシはきっと森茉莉になりたいのだ。

  • チェコ旅行に持って行った、思い出の本。

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著者プロフィール

1903~87年、東京生まれ。森鴎外の長女。1957年、父への憧憬を繊細な文体で描いた『父の帽子』で日本エッセイストクラブ賞受賞。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)等。

「2018年 『ほろ酔い天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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