現代思想のキイ・ワード 増補 (ちくま文庫 い 58-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.71
  • (1)
  • (8)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422125

作品紹介・あらすじ

ドゥルーズの「リゾーム」、フーコーの「脱中心化」、バタイユの「蕩尽」、デリダの「ディコンストラクション」。80年代のニューアカデミズム、ポストモダンとは何だったのか?世界を席捲した現代思想のキイ・ワードが、20年の歳月をへて、今よみがえる。新たに第5部を書き加えて、21世紀の思想状況に斬り込む「増補決定版」が、ここに登場!現代思想はいま、どの地点にまでたどりついたのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本の成功した点というのは、これを読んでも、そのキーワード自体の概念、それによって何が見え、また見えなくなるのか、という点を理解することは出来ない、という所にあるのじゃないかと思いました。
    要はこの本を読んでも「わかったつもり」にならない、ということです。そもそもここで出てくる用語(脱構築、脱中心化、オートノミー、公共圏などなど)というのは、思想家達が社会現象などに取り組む際の概念装置なわけで、彼らやその思想とこの用語というのは不可分なはずなので。
    そこから離れた用語の一人歩きというのは、安易な一般化を招くし誤解も招いてしまう。
    じゃあこの本ってなによ?って思うかもしれないけど、僕は現代思想についての(極めて簡略化された)入門書ではないか、と思います。

  • 著者:今村仁司(1942-2007、岐阜県、哲学者)

  • 基礎文献

  • 何となく、増補がでてたから読んでみた。いわゆる「簡単な解説本」ではないから、それなりに面白い。しかし、もう少しちゃんと読まないと読んだそばから忘れていくな、ということを確認。

  • 通しで読める、目から鱗。

  • 評論文を読むには欠かせません。。。人間いくつになっても勉強が必要です。。。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

今村 仁司(いまむら・ひとし):1942-2007年。岐阜県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。元東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。

「2024年 『資本論 第一巻 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今村仁司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×