サイファ覚醒せよ!―世界の新解読バイブル (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422590

感想・レビュー・書評

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  • 家族血縁、仕事や役割、個人のアイデンティティ。社会の内側には準拠しない、第四の帰属の概念が必要。多元的所属、従来は神が満たしてくれたもの。

    なんか凄いこと言ってるなー感はあるんですが、読み切れないです。活動家さん、がんばって社会をよくしてください。

  •  何故この本が意味不明か。それは初めから、理解を拒絶したものについて語ろうとしているからと思われる。「世界は理屈じゃどうにもなんねえ!」(宮台の言う所の「主意主義」的伝統)、という認識があり、理屈じゃどうにもなんないから、突然空からそのどうにもなんねえものが降ってくるのを待つ(宮台の言う所の「感染」)という構成になっていたはず。理屈じゃどうにもならねえものを理屈で説明しようとしているんだから、そりゃ意味不明ですわ。
     理屈じゃどうにもならないモノって一体なんだ?と疑問に思う諸氏は形而上学の色んな議論や認知心理学を巻き込んだこころの哲学の本を読めばいいんだろうけど、宮台は多分そのへんには興味がない。宮台にとってはそれが当たり前に思えたからだろう。だからその「意味不明で理屈じゃどうにもならない何か」を目前とした時の態度について語りだしたのである。亜細亜主義でも政治への回帰や最近のナンパ云々はそういう議論の流れと解釈できるのでは。『おどろきの中国』?知らん!!!

  • 社会学的な側面をわかりやすく説明してもらえたのでよかった。しかし最後のサイファの部分が少し分かりにくかった。他の宮台先生の著書を読んで理解を深めたいと思う。

    この本を読んだ後で、生命記号論について読みたくなった。

  • 談者たちの最終的な目的は、宗教に依存することなくいかに宗教が供給するような実存的充足感を我々は獲得しえるのか、ということ。

    愛する者の死、不治の病、貧困、闘争、生きる意味がわからない僕たち・私たちetc…… 人生には常に脅威がつきまとっている。イエスが与える「神の無限の承認」や法(ダルマ)の覚智による「ニルヴァーナへの到達」は、人々に無限の充足を提供し、この脅威を乗り切る装置として機能してきた。すなわち宗教は人類が直面する、自己の実存を脅かしかねない脅威を、受容可能な文脈に変換(無害化)する機能を有するのだ。しかしそれは同時に、宗教戦争や宗教差別等種々の問題を生じさせる。そして近代化を遂げてしまった僕達は、そうした「物語」を自明のこととして生きられなくなってしまっているのだ。

    このような問題を踏まえ、宗教に依存しない実存的充足獲得の道を模索するのが本書の意図である。

    いつものごとく宮台用語が頻出なので、他の著作も目を通してないとしんどいかも知れません。が、宗教に興味のある人は読んで損は無いと思う。

  • 「こいつ、おかしいんじゃないの?」と思われる。日本の組織ではエキセントリックというポジションを得るということは主流から外れるけれども、自由を確保するには重要な戦略になる。
    社会学だけではなくて、すべての学問が既にずいぶん前から臨界点に達しているにも関わらず、誰もその突破口を見つけてブレークスルーしようとしない。

  • 宮台真司の本の中でも特にお気に入りの一冊。

    「社会」の外側にあるのが「世界」だとか。

  •  

  • ちょっとだけ高尚なお話。

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著者プロフィール

社会学者。大学院大学至善館特任教授。東京都立大学教授。東京大学文学部卒(社会学専攻)。同大学院社会学研究科博士課程満期退学。大学と大学院で廣松渉・小室直樹に師事。1987年東京大学教養学部助手。1990年数理社会学の著作『権力の予期理論』で東京大学より戦後5人目の社会学博士学位取得。権力論・国家論・宗教論・性愛論・犯罪論・教育論・外交論・文化論で論壇を牽引。政治家や地域活動のアドバイザーとして社会変革を実践してきた。2001年から「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務め、独自の映画批評でも知られる。社会学の主要著書に『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎文庫)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『14歳からの社会学』(ちくま文庫)、『子育て指南書 ウンコのおじさん』『大人のための性教育』(ともに共著、ジャパンマシニスト社)、映画批評の主要著書に『正義から享楽へ』『崩壊を加速させよ』(blueprint)がある。

「2022年 『神なき時代の日本蘇生プラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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