珍奇絶倫小沢大写真館 (ちくま文庫 お 36-5)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422668

感想・レビュー・書評

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  • 私にとって
    座右の一冊ならぬ
    座右の作家さんのお一人が
    小沢昭一さんです

    ちくま文庫さんに
    収められている
    「雑談にっぽん色里誌 芸人編」
    「雑談にっぽん色里誌 仕掛人編」
    「私のための芸能野史」
    そのまんま
    日本の「昭和」の裏の歴史そのもの
    それも なくてはならない史実そのもの
    だと思っています

    さて「小沢大写真館」
    その写真も
    その文章も
    その聞き書きも
    「昭和」の香り芬々
    読む、というより
    浸る、という感じですね

  • 小沢さんらしい楽しい一冊。何度も読み返したい。

  • 2015/1/30購入
    2015/5/13読了

  • 好きです、エロいオッサン
    珍奇絶倫 小沢大写真館 を読み終わった。俳優としての小沢昭一はほぼ知らない。
    前回読んだ本より、すんなりと読めた。エロい写真が何枚も収録されていたおかげかもしれない。
小沢氏の写真の魅力について文中のようには語れないけど、興味の対象がいまの自分の好みに通じていて、とてもいいと思う(なんか偉そうな言い方)。
    何かを好きになれば何かを嫌いにならざるを得ない場合って結構あると思うけど、小沢氏はかなり柔軟な人だったんじゃないかと。その人柄が、写真にも反映されてるんじゃないかと。
私は照れ臭くて人と話が出来ないから、つい人を避けて写真を撮るけど、ほんとうは小沢氏みたいにパンチラとか撮りたい。いや、モロがいい。人物だって撮ってみたいなと。
ま、ド素人もいいとこなんですけど。
    あと、団鬼六との対談もあったんだけど
    ただ、自分が欲情した時に書くわけです。つまり「発情期」に書くんです。そりゃこんなものしょっ中書けるものじゃありませんよ。体がまいってしまいます。
    と仰っていた。まだ団鬼六は読んだことないんだが、ぜひ読んでみたいなと思った。やっぱり、フラストレーションってエネルギーになるよね。
    まあ絶倫とはいかなくても、いま興味のあるものに向かう突進力みたいなもんは、いずれなくなってしまうもんだろう。やれるときに、やれるだけやっとかないとね

  • 31番乗り。ブックオフオンラインにて購入。読了。多様な大衆文化の記録がここにある。(2013/1/12)

  • 昭和の陰に潜むイロをうまく表現しています。今、こんな文庫出版できないです。

  • 文庫じゃなくて、サイン入り初版所有。
    何も考えずにたまにながめる本。

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著者プロフィール

1929年、東京に生まれる。俳優。新劇・映画・テレビ・ラジオで幅広く活躍。民衆芸能研究にも力を注ぎ、それぞれの分野で数々の賞を受賞。著書に『ものがたり 芸能と社会』『放浪芸雑録』(以上、白水社)『小沢昭一──百景』(全6巻、晶文社)『俳句で綴る変哲半生記』(岩波書店)など、CDに『夢は今もめぐりて──小沢昭一がうたう童謡』(ビクター)『唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ』(コロムビア)など、著作多数。2012年、逝去。

「2013年 『芸能入門・考 芸に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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