タオ―老子 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.75
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本棚登録 : 532
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422675

作品紹介・あらすじ

文字の奥にひそむ老子の声、それを聞きとるのは生命のメッセージを感得することだ。さりげない詩句で語られる宇宙の神秘と人間の生きるべき大道(タオ)とは?生き生きとした言葉で現代に甦る『老子道徳経』全81章の全訳創造詩。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も読み返すべき本だと思った、簡単に読めるがすごく深い。読む時の心境によっても意識することが変わってくるであろうと予想できる本、今後も見返す時が何度もあると思う。

  • 私のお守り的存在の一冊。ほぼ毎日開いてはそのページの詩を読んで心を鎮めます。

  • マイミクさんの間で話題になっていたので
    手に取ってみた一冊。


    本棚にずっと置いておきたい良書。

    置いておく目的は、悩みの迷路に入り込んで
    しまったときなどに読めるようにということに
    加えて、自分はこんな良書を読んだじゃないか
    という安心感や自信みたいなものを感じる
    こと、もある。

    ワタシの場合は、以前に読んだ下村湖人の
    『論語物語』の隣りに置いた。


    びびっと来たポイントはもう本当にたくさんある
    けれど、いちばん響いたのは「水のように」。
    これは究極の真理であると同時に、本書の後段
    で触れているとおり、リーダーが持つべきものだ、
    という指摘には ただただ唸った。
    老子の言葉を元にした本の中から、リーダーシップ
    論が出てくるとは…しかも、ほかに類を見ない論。
    虚を衝かれた。


    それから、加島さんの訳。
    本書の惹句で「全訳創造詩」と称され、マイミクさん
    が「超訳」と評した訳は、翻訳とか意訳の域ではない
    何か、それでいて もし老子が読んだとしてもきっと
    異を唱えることなどない、そんなふうに思わせる力が
    ある。

    外山滋比古さんが著書『自分の頭で考える』の中で、
    日本人の翻訳について嘆いておられるが、そんな外山
    さんでも、この加島さんの訳にはきっとご満足をいた
    だけるにちがいない。

  • 好きな人から借りた。ので、雑念が多く入りこみ、老子メッセージの本筋がぼやけた。道の途中だ。それでよし。

  • ハードカバーの時代から繰り返し、繰り返し読んでいる。
    老子の書物は数冊読んだが、加島祥造さんのこの本が一番良い。
    自分の小ささや愚かさを優しく包み込んで、果てしなく広い場所に連れていってくれる。
    ずっとずっと好きな本。

  • タオイストとしては読んでおかないと、と思って読んでみた。
    老子をこれから知りたい人にオススメの本。
    ただ、同著者の『求めない』の方が柔らかく、身体にすっと入ってくる。それを読んでなお、老子をより知りたいときは読んでみてもいいかもしれない。
    何かに迷ったときや、心がクサクサするとき、ページを開きたいと思う。

  • 何かに押しつぶされてしまいそうなとき、
    この本はきっと、優しい手を差し伸べてくれると思う。

  • 老子の言葉がこんなに読みやすくなっているとは!
    現代風に訳者がちょっと創作しているところもあるようだが、エッセンスは含まれていると思う。
    老子のタオの生き方を理想とする人は多いと思うが、実践する人はほとんど居ないように思う。
    ぜひ度々読み返して、実践に生かしたい。

  • 口語訳で親しみやすい良書。

    情報社会はこの本で言う知識病を蔓延させているに
    違いない。そのことをいかに理解するべきなのか?
    それを知ることが新しい知識につながるのならば、
    単なる知識の連鎖にすぎないのではないか?

    知識から脱すること、それは受け入れることだろう。
    知識病に病んでいると自覚するとき、その病は消えるのだ。
    別の言い方をすれば、その病としての意味をなさなくなる。

  • 「老子道徳経」の現代語訳。
    老子の訳には、もう一つ新井満氏の自由訳があるが、
    こちらの「タオ」の方は、より「読み物」としてじっくり読めるだろう。
    「タオ」というものがおおきすぎてもはや対象として捉えることのできない、それでいて万物を生かす母としてある、名前のつく前からあった・・・そのような領域である。
    すこし肩の力をぬいて、「道(タオ)」の大きな流れの中に身を置くことを意識したいとおもわされる。
    柔弱兼下
    上善如水
    そのような生き方に入っていきたいと思わされます。

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著者プロフィール

一九二三年東京・神田生まれ。早大英文科卒。『荒地』同人。
米国クレアモント大学院留学。信州大学、横浜国大、青山短
大で教鞭をとる。詩人、翻訳家、英文学者。フォークナーそ
の他の英米文学の翻訳・研究から、『老子』のタオイズムに
親しみ、自然と交流するタオイストとなる。伊那谷に居を転
じ、詩作、著作のほか墨彩画を手がける。詩集に『晩晴』『
放曠』。著書に、英語版からの自由な翻訳を試みた『タオ・
ヒア・ナウ』(PARCO出版)『老子』全訳を収めた『タオ――老
子』(筑摩書房)『肚――老子と私』(日本教文社)『いまを生き
る』(岩波書店)『荘子ヒア・ナウ』(PARCO出版)『求めない』
(小学館)ほか多数。

「2007年 『静けさに帰る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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