- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480423146
作品紹介・あらすじ
落語家の人間国宝・桂米朝の「聞き手芸」が冴え渡る対談集。喜劇の藤山寛美、浪曲・初代京山幸枝若、歌舞伎・十三世片岡仁左衛門、漫才・松鶴家千代若千代菊、文楽・二世吉田玉五郎、講釈・三代目旭堂南陵、新内・岡本文弥、新国劇・五世河原崎国太郎、バイオリン・辻久子、大道芸・安田里美、吉本興業元会長・林正之助ら第一人者の芸道秘話が明かされる。語りおろしの文庫版あとがき付き。
感想・レビュー・書評
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まさに芸談。米朝師匠の目の付けどころの多彩さが伺える。
「人間ポンプ」という芸を初めて知った。すごすぎる。
大道芸人ということばがリアルにそこに存在していた。
最後の吉本、林会長の話は今であればプロデュース業なのかもしれないけど、この対談を読む限り、そんなスマートな話でなく、胴元っていうのか、そういう印象を受けた。
しかし、それが上方らしくて、興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤山寛美との対話、吉本興業林会長とのやりとり、今も生きてるのかと勘違いしそうなくらいリアル。口に衣せぬ突っ込みが心地いい。芸人の引き抜き、ヒロポンの打った話、女郎買いなど、活字になると何とも言っていいのかと心配になるような内容。一気に読んでしまった。
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米朝さん ガンバレ
もう一度 あなたの高座が見たい。 -
米朝さんはすごいと耳にするので、一度著作を読んでみたかった。
がなぜかラジオ対談の本を選んでしまった。
知っている人が二人しかいなかったが、芸に生きる昔の人の暮しが見えて興味深く読めた。
対談後すぐ亡くなられた方も多く貴重な記録だと思う。
お金の話はみんな細かく覚えていたという話も面白い。