人生の教科書数学脳をつくる (ちくま文庫 ふ 29-7)

  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480423733

感想・レビュー・書評

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  • "日常で数学を上手に使うこととは、こんなことですよ~ということが書いてある本。結構難しい問題もある。
    勉強になりました。"

  • いいことを書いてあったような気がするのだが、二日酔いのひどいときに読んでいたのでほとんど記憶が無い。。。章末に入るコラムがいまいちだった記憶がわずかに。

  • 〈よのなか〉教科書 数学 ―
    http://www.shinchosha.co.jp/

  • 「よのなか科」で有名な藤原和博氏監修の数学本。
    「社会で役立つ数学の本質」をテーマにまとめられた本。


    一読して、
    「カテゴリー化」「抽象化」「概算」「近似」など
    数ある数学の中で人間の思考・判断に直結するものが
    多く取り上げられており、
    現代社会を生き抜くために必要な素養について
    一通りの内容を理解できる良書だと感じた。

    ただ、現状としてこれらの内容は、
    学校数学ではあまり積極的に取り上げられていないものが多い。
    とりわけ、概算や近似はゆとり教育により
    削減の対象となったないようだから、皮肉としか言いようがない。
    (カテゴリー化・抽象化はそれ自体受験問題として出題しにくく、
     概算・近似は厳密さを追い求める数学者に好まれない内容なので
     現状で扱いが軽いのはやむをえない部分もあると思う。)


    「現行の学校数学が現代社会にとって役立つ部分を教えていない」
    そう言ってしまえばそれまでなのかもしれない。
    しかし、個人的にはもう少し、
    現行の学校数学の内容に即したテーマも加えて欲しかったと思う。
    とりわけ、関数や文字式、確率統計の領域は
    本書でほとんど出てこないため、
    解釈次第では
    「今の学校数学はやっぱり社会で役に立たない」と
    誤解されかねないので…。

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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