トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ (ちくま文庫)

制作 : Donald J. Trump  Tony Schwartz  相原 真理子 
  • 筑摩書房
3.53
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本棚登録 : 179
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480423795

作品紹介・あらすじ

ドナルド・トランプは、1980年代に「トランプ・タワー」「トランプ・プラザ」などの大規模開発を次々に手掛け、「アメリカの不動産王」として名を馳せた。一代で巨万の富を築いたその成功の裏には、大胆な発想と緻密な計算、そして粘り強い交渉力があった。市当局や銀行との折衝、提携先やライバル企業との攻防などを生々しく描き、全米ミリオンセラーとなった初の著書。

感想・レビュー・書評

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  • トランプ大統領の人となりと考え方を知りたかったので購読。
    自伝のタイトルは『THE ART OF THE DEAL(取引の芸術)』だと聞いていたので、「この本で合ってる?」と不安に駆られたが、何ページかめくったら分かる通り、この本で間違いないようだ。

    さて、原著は1987年、つまりトランプ氏が40代前半の時に出版された自伝である。

    本書を読むと、彼の原点(バックボーン)は、「建物を建てる」ことにあるように思えた。
    「不動産王」とか「資産家」と聞くと、何となく、自分は動かずして、指一本で右から左に何億という金を動かしていそうなイメージがあるのだが、トランプ氏の場合は、どうも違うようだ。

    どういうことかと言うと、トランプ氏の父親が大工を経てデベロッパー(開発業者)になった人で、トランプ氏も父親の事業を手伝っていたため、トランプ氏は建築の知識を持っている。
    そのため、彼は、ただ土地や株を買ったり売ったりするだけでなく、「どのような建物を建てるか」「どのように建物を作るか」を自ら知恵を出して実行に移している。

    建築の知識があるから、金をかけるべきところと、節約すべきところが分かり、そのためいつも予算内で高層ビル等を建ててみせる。また、毎日現場に赴き、発破をかける等することで、必ず期日内に完成させる。

    もちろん、彼がのし上がった理由は、他にも色々見て取れるが、私が一番「トランプ大統領はこういう人なのか」と感銘を受けたのは、このような「地に足の着いた、有言実行する人物」という部分であった。

    トランプ氏は、その「予算内で、期日内に完成させることができる」という強みを生かして、ニューヨーク市が手掛けていたが6年経っても完成させることが出来ず予算も大幅に超過していたスケートリンクを、その後を継いで事もなく4か月で予算内に完成させてしまう。
    本書を読むと、アメリカの人達が、トランプ氏を大統領にと投票した気持ちも分かるような気がする。30年以上前から、問題発言はあるにせよ、有言実行の有能なやり手である様を見てきているわけだ。

    また、「メキシコとの国境に壁を作る」と言っているのも、「建築が得意分野で、象徴として建築物を建てることを重視しているからだろうか」と空想した次第である。
    これは私の勝手な妄想だが、本書の内容を、今のトランプ大統領の言動や政策とリンクさせて考えるのも面白いかもしれない。

  • 何気なく借りたトランプの本。すごいね、この人の一言に尽き、しかもわたし結構嫌いじゃないかも。ってくらいにサバけてる。笑

    はっきり、キッパリしてて面白いこと大好きな人。金じゃなくて要するにゲーム感覚らしい。面白いマネーゲームだから不動産にはまって、建築にはまって、そして今政治家としてやってるっぽい。

    かなり前の本だけど、20歳くらいからの20年くらいの間にどんなことしたか?みたいな本だったんだけど、ホント弱いものいじめは嫌いだし、楽しい相手は敵であっても大好き。みんなに嫌われても楽しいのはやめられなーい。みたいな人でした。笑!!!

    トランプの日本人に対して思うことを、最近ニューで見たけど、まぁ、なるほどな。と、思うほどつまんねーなーこいつら。って感じなのは読んでてわかった!笑!!

    うん。日本人特有のおべっかとか慎重、勤勉とかいいけど、つまんねーなー冗談も皮肉も通じねーのかーって思いそう。

    そして、わかりやすいくらいに豪邸に住んで、贅沢するのはゲームに買ったからじゃーん!っていう雰囲気で、なんかどーも憎めないなぁ。と、思うしホントにすごい人だな。の一言でした。

    20年以上前にすでに妻が、楽しそうだったら大統領とか立候補するかもしれませんねー

    って話してるのもなんかわかる気もするなーと、思った。笑

  • 2017年2月現在、センセーショナルな話題に事欠かない米国大統領が不動産王だった頃の自伝。

    日々のニュースで異常な行動力に驚き狼狽させられるが、本書を読んでいるとビジネスマン時代から変わらず突破力を有していたことがわかる。
    というか、突破力があるからこそここまできたのだろう。

    本書自体、ただの自伝ではなくビジネスへの心構えとして学ぶ点の多いものだった。
    願わくば、彼の突破力が世界にとって好ましい方向に発揮されんことを。

  • アメリカ大統領選直後に、慌てて読んだ。自伝というと、自分の自慢話し終始するものもあるが、この本はトランプが不動産王となった秘訣を惜しげなく公開している純粋なビジネス書としても大変な価値があると思った。 以前は、トランプは、核ミサイルのボタンを簡単に押すのではないかと危惧していたが、この本を読んでトンでもない人ではなく、大統領に選べられるべくして選ばれたことが納得できた。 2017年以降のアメリカが楽しみである。

  • 昨年末のBRUTUS読書特集で気になった一冊から。
    当時、まだただの不動産王だったトランプ大統領が40代の時に書いた最初の本、自伝。
    これを読むと、トランプさんの交渉術は昔から変わっていないんだなっていうことが分かる。受け入れられないような提案も「一応当たってみるのが私の主義」だって言っているし。「衝動的に行動してはいけない、不都合なことがないかどうか、よく考えてからにせよ」という教訓を得たとも書いてあるけど、それは定着していなさそう。
    とりあえず、トランプさんと交渉するかもしれない世界の外交関係者は一読しておくべきなんでしょうね。

  • 東2法経図・6F指定 289.3A/Tr8t/Ishii

  • トランプ大統領による自伝。トランプ大統領が不動産王としての自分の仕事に自信と誇りを持って、心から不動産業を楽しんでいることが伝わってくる。私は政治家としてのトランプ大統領は尊敬できないけれど、ビジネスリーダーしてのドナルド・J.トランプは素敵だと思う。

  • さほど面白くなかったので飛ばし読み。
    不動産投資に係る駆け引きもあるにはあるが、規模がでかすぎてあまりピンとこなかった。
    ユーモアとかドラマの要素がほとんどないし。
    1988年刊行で大統領選への言及が少しあって、ちょっと驚いた。

  • これ読むと、トランプ氏は意外と良い人なんでは?と思わせる。
    少なくとも実業家としては、だが。

  • トランプタワー建設時の話など、自らがそこまで手をかけるのだと思った。

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