源氏物語 花散里~少女 (第2巻) (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2008年12月1日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784480424822

感想・レビュー・書評

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  • 「梅枝」の後段では夕霧と雲居雁との結婚話が動き出します。引き離されて6年、初恋は実るのか?この機会に、2人の出会い「少女」からゴールイン「藤裏葉」までをおさらいします。今回は「少女」。“ひかりナビ”で各キャラの思惑や意味するもの、伏線などを深読みしていくのが秀逸です。「源氏物語」を読み込んでいる人ほど、“ナビ”で訳者と会話する面白さが増します。頷いたり、首を傾げたりして「少女の帖」を楽しめました。

  • p.2009/2/3

  • 訳:大塚ひかり
    花散里◆須磨◆明石◆澪標◆蓬生◆関屋◆絵合◆松風◆薄雲◆朝顔◆少女

  • 2巻目を読み終える。今も昔も恋心は変わらないものだとしみじみ。
    登場人物が複雑になってまいりました。夕顔って誰だったかとか。

  • 本の内容
    娘を後宮に入内させ、皇子を皇位につけることによって一族が繁栄する「セックス政治」の時代。物語の読みのポイントは「性愛」にある—天候、流行歌、あらゆるものに託した性表現を読み解いた、大塚ひかり個人全訳。登場人物たちが、現代と同じ愛の悩みや病理を抱える者としてリアリティをもって迫る。第二巻は源氏須磨行前章の「花散里」から、復権して広大な六条院を落成させる「少女」まで。

    【目次】
    花散里
    須磨
    明石
    澪標
    蓬生
    関屋
    絵合
    松風
    薄雲
    朝顔
    少女

  • 09/3/17

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著者プロフィール

1961年横浜市生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学第一文学部日本史学専攻。個人全訳『源氏物語』全六巻、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上、ちくま文庫)、『快楽でよみとく古典文学』(小学館)、『ひかりナビで読む竹取物語』(文春文庫)、『本当はひどかった昔の日本』(新潮社)など著書多数。

「2016年 『文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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