芥川龍之介 (ちくま日本文学 2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 271
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425027

感想・レビュー・書評

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  • こういう文豪の短編集の中だと「ちくま」優秀です。選びがいい。ただ代表作である羅生門と蜘蛛の糸が収録されてません。私は教科書で読んだし家にあるのでなくていいんですが、この2作品を読みたい人は他の出版社のものや全集を薦めます。(逆に言えば羅生門と蜘蛛の糸は既読の人は買い!の一冊。私もそのパターン)

    芥川龍之介はスピード感があってテンポが速いので若い人向きだと言われています。高校生〜大学生にかけて読みましょう。
    他社のしゃれたカバーの文豪の本がもてはやされてますが、作品の選びでは「ちくま」が一番です。

    地獄変の芸術美を求めるがゆえの残酷や人間性を失う感じが印象的でした。古典の原作も読んでますが、やはり芥川さん天才です。(藪の中と地獄変のみ原作読みました)

  • 随分前に購入したのに未登録でした。
    本棚ベストスリーを決めるにあたって、登録。

    芥川龍之介の本は様々な出版社から出ているので、何を選んでも良いと思う(個人的には新潮文庫は一番ハジメに来るから好きだ)が、このちくま日本文学シリーズはなかなか良いラインナップで好き。

    メジャーな所からちょっとマイナーな所まで一冊で読めるのが良い。

    しかし、やはり芥川龍之介はすごい。
    短いのに、吸い込まれる。
    中でも私の一番は「地獄変」だ。なんちゅう脚色。
    妖しさもしかり、醜さもしかり、しかしなんといってもクライマックスシーンのあの情景だと思う。頭に焼きついて離れない。

    他愛ないお話から、ハッと息を飲む小説まで、上手に取り揃えている一冊。ぜひ。

  • 久しぶりの芥川作品、
    どの話の主人公にも、自分の内面の一部が重ね合わせて感じられる。

    やっぱりとても良かったです。
    いい本でした。

  • ちくま日本文学シリーズは、セレクトがありふれた代表作だけにとどまらなくて、なんとなくこだわりが感じられる気がして好き。
    芥川は、授業で読んだ「地獄変」のほかには「袈裟と盛遠」くらいしか覚えてなかったけれど、あらためて読んでみて、太宰ファンとしては、「これが太宰のやりたかったことか!」という印象を受けた。まさに短編の名手。
    今回一番沁みたのは「トロッコ」の最後の一節。これは学生時代に読んだって、わからなかった。この一節を味わうための小説だったのだ、と今になって実感できる。30過ぎた方にならわかるのではないかな、私のこの感想も。

    芥川賞って、短編が上手な人にあげたらいいのに。

  • 地獄変、藪の中、羅生門・・・私の好きな芥川作品が多く詰まった一冊。有名どころぞろいなので、初めての一冊にもお勧め。
    地獄変、だんだんと狂気に染まっていく画家の描写が恐ろしくも美しい、と思ってしまう自分が少々まずいなぁ、と思う。(笑)疑心暗鬼が根底にある芥川、好きすぎます。

  • これ一冊で芥川の名作と言われるものをたくさん読めちゃう優れもの!さすがだよ筑摩書房!名前とあらすじ?くらいしか知らなかった作品もきちんと読めてよかった。やはり、名作揃いだった。このシリーズ、早く全部刊行されればいいのに!次は太宰を買おうかな。

著者プロフィール

小説家(1892-1927)。東京帝国大学文科大学英文学科卒業。創作に励むかたわら、大阪毎日新聞社入社。「鼻」「蜘蛛の糸」など数多くの短編小説の傑作を残した。1927年、服毒自殺。

「2019年 『羅生門・鼻・蜘蛛の糸 芥川龍之介短編集 Rashomon, The Nose, The Spider Thread and Other Stories』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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