ちくま日本文学010 三島由紀夫 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 205
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425102

作品紹介・あらすじ

永遠の若者であろうとした大作家の肖像。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに卒論のために、手を取ってみたが改めて「三原色」は私の理想世界であるなと思った。
    美しさとは平和な平等世界に誘える力を持つ。

    美少年、美青年、美少女の物語。
    人間の世間一般で言われるダメなところをそれぞれ映しており、それが各々受け入れている。自分がいけないと思っていても、それは良さでもあるよねという感じ。自分の中の性格がこの三人に出ているなと思った。そもそも、私は女一人と男二人の構成が大好きなのかも。お互いの思いは交わることのない三角関係だけど、みんなそれぞれ認め合っている。

    こんな世界に行けたらいいなと思う。様々な三島由紀夫の作品を読んだが、後にも先にもこの「三原色」が強烈な印象を残す。自分の理想像がそこにあったからだ。ポリアモリー的要素も含まれるので、読み手によっては不快感を感じるかもしれない。しかし、こんなにも男女による平和な美しい世界はここだけしかないと思う。

  • 三島由紀夫さんの短編、戯曲。比較的若い年代の作品のようです。

  • 『夜の支度』を読んだ。
    内容はそうでもないが、言葉にどきどきした。

  • 中学時代に三島由紀夫にはまっていた頃、学校の図書館で借りて読んだ短篇集に載っていた「三原色」。この短編が収録されているのがこの本のみ。
    そういう理由で3巻のみ購入。
    読み慣れないとむずかしく感じるかも?16編の短編からなっていて、短い中にも様々な要素があって楽しめる本。じっくり読む短篇集。

  • 俺には難しすぎた。

  • 美しい日本語

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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