読んで、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈1〉 (ちくま文庫)

著者 :
制作 : 北村 薫  宮部 みゆき 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 115
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425966

感想・レビュー・書評

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  • 江戸と明治初期の様子が垣間見られるのが楽しい。
    台詞のテンポが良いとぶらりとその時代に迷い込んだ気持ちになる。
    半七シリーズを久々に読んだ。
    不思議と半七の活躍より事件の印象が強い。被害者や犯人が半七より生き生きしてるというか。
    一見、怪談?という事件の裏に実は、という話がとくに好きでワクワク読んでる。
    それが岡本綺堂が怪談譚の得意な作家だからというのに今回ようやく気づく。北村氏と宮部氏の対談で。
    たぶん読んでると思うんだけど半七の始まりの話も新鮮だった。まだ「わたし」が10代なんて。
    「奥女中」鬼姫みたい。そうそう「ぶな屋敷」みたいでドキドキした。
    あと「筆屋の娘」。これ糸屋で同じ内容を読んだ気がする。半七へのオマージュ?なんで読んだんだっけ?
    勘違いなのかなあ。気になって仕方がない。

  • 北村薫 宮部みゆき 編
    岡本綺堂 「 半七捕物帳 傑作選 」

    半七捕物帳は テレビ時代劇より 本の方が面白いかも

    本の面白さ
    *怪奇性、江戸の季節感の描き方
    *犯人確保まで やたら早い展開
    *本人語りで始めたり、まとめたり
    *憎めない犯人、極悪人はいない


  • (2018-01-07L)(2018-03-31L)(2018-04-21L)

  • 捕物帳の元祖としていまでも高い人気を持つ「半七捕物帳」。そんな「半七」に目がない二人が、名作二十三篇を厳選、二冊にまとめました。「半七」の魅力が凝縮された傑作選、決めゼリフ続出の解説対談付。

  • 初めての半七でした。

    シャーロック・ホームズにインスパイヤーされて生まれてきた作品群。なるほど。

    ほんの少し、別の世界に立ち寄ったような感覚。

  • ホームズなんかに比べると、すごいあっさりしていた。

  • 図書館にて。
    北村薫と宮部みゆきが編ということで、これは失敗がないだろうと借りてみた。
    「鬼平」シリーズのように、ひとつひとつが内容が濃く、読み応えがありつつ娯楽として楽しめた。
    入院にお供①。

  • 宮部さんが時代物を書く前に参考にするという。なるほど。江戸から東京に時が移る頃の捕物帖は情緒的で、おもしろい。

  • 借りてきた本のリストにこのシリーズがあって
    ときめいたという。
    裏切ることのないその内容にさらに驚き。

    とにかく半七の人柄が素晴らしいのです。
    悪を追い詰めるその姿勢。
    だけれどもやむなくあくに加担「せざる」を得ない人には
    温情を示す…いい男だねぇ。

    作品としては妖怪がからんだり
    不思議系が絡んだりするものが多いです。
    かなり怖いものだと人間のゆがみを
    いやと言うほど見せ付けられる「槍突き」があります。
    日本版切り裂きジャック的なものです。
    (ただし遊女を狙ってはいないよ)

    それときれいな眺めには
    裏がある「蝶合戦」も
    その豹変振りに驚くところ。
    人は…と言うわけです。

  • 北村薫と宮部みゆきが選んだ、半七捕物帳の傑作選2冊のうちの1冊。
    ほとんど推理らしい推理をしないという点でも、「江戸のシャーロック・ホームズ」というネーミングは正しいですね。
    これを読むと、半七親分と回向院の茂七親分がかぶってきます。

    少々余談ですが、この2冊の傑作選のうちのどこかで、半七親分が夜泣きそばを食べたときに「一杯(いっぺぇ)だけで済まねぇな」とそば屋の親父に言って帰っていく場面があったと思います。普段ならお代わりするのに、今日は一杯だけしか食べない、という雰囲気で。
    一方、書名は覚えていないのですが、杉浦日向子の本に、夜泣きそばは現在の分量の1/4くらいだったが、お代わりするのは”野暮”だといわれていた、と書いてありました。
    半七捕物帳は時代考証が正確であるとのことですが、どちらが正しいのでしょう?生粋の江戸っ子である半七親分が、野暮なことをするとも思えないのですが。

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著者プロフィール

岡本綺堂

一八七二年(明治五)東京生まれ。本名は敬二。元御家人で英国公使館書記の息子として育ち、「東京日日新聞」の見習記者となる。その後さまざまな新聞の劇評を書き、戯曲を執筆。大正時代に入り劇作と著作に専念するようになり、名実ともに新歌舞伎の作者として認められるようになる。一九一七年(大正六)より「文藝倶楽部」に連載を開始した「半七捕物帳」が、江戸情緒あふれる探偵物として大衆の人気を博した。代表作に戯曲『修禅寺物語』『鳥辺山心中』『番町皿屋敷』、小説『三浦老人昔話』『青蛙堂鬼談』『半七捕物帳』など多数。一九三九年(昭和十四)逝去。

「2019年 『玉藻の前』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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