ライフワークの思想 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426239

感想・レビュー・書評

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  • 自己啓発
    思索

  • ライフワークとはバラバラになっていた断片につながりを与えてある有機的統一をもたらす一つの奇跡、個人の奇跡を行うこと。
    一旦習得した知識をバラバラなものではなく、まとまりのあるものにする。

    自分のプライベートな利益のために、パブリックなものを利用する考えは卑劣である。これは実業界が教育界に役立つことをやれと注文したときのくだり。

    新しい言葉を少しずつ覚えるのが若さを保つコツ。たは著者の談。

    1978年の著書を改題した本。考えること。ただ知識を増やせばよいのではなくまとまりのあるものにすることは意識する。

  • 図書館

  • 1982年に出版された文庫を、再び発行した外山さんの本。当時の社会情勢についてふれながら説明している文書もあるので、今読むと「あれ?」という感じのところもないわけではない。とはいえ、示唆に富んだエッセイであることに代わりはない。

  • 2009年7月が初版

    ということなのだが、新装版に近い。もとは1978年に出版された「中年閑居して・・・」という本らしい。

    はじめ全くそれを意識してなかったので為替の話がでてきて驚いた。かなり時代がずれているのだが、でも現代にも通じるところは結構ある。

    30年以上時代は過ぎてもそこに暮らす人々の意識というのはあまり変わっていないのかも知れない。

    さて、内容は「ライフワーク」についてとその他エッセイ。

  • ベストセラー「思考の整理学」を書いた外山滋比古さんの40年前の書籍(エッセイ集)を文庫化した本です。

    もともと、「中年閉居して・・・」というタイトルを「ライフワークの思想」と改題して出した本なので、ライフワークについて書かれているのは第一章だけ。

    第二章は学び、第三章は島国論、第四章は教育とことばについて書かれていて、二章、三章は難しかったので、パラ読みした。

    ただ、40年前に書かれた本が、今にも通ずる内容になっており、驚愕しました。とくに第一章のライフワークについては40年前から日本の社会がほとんど変わってないことが分かりました。脱帽です。

    <メモ>
    ・人生80歳として、45歳が折り返し地点。前ではなく反対に走る。ゴールに戻る。
    ・週に一度は家族からも離れる一人の時間を(無為の時間)
    ・経験と思いつきを混ぜ合わせ、これに時間を加え、ねかせる。発酵させる。
    ・生活にすこしゆとりが生じると人間は幸福とは何かを考える
    →カネや物が豊かであればあるほど幸福だと信じる
    →やがて、経済力と幸福とは正比例しないことを知り、改めて、幸福とは何ぞやと

  • 20150323読了。
    咲いた花を切り取ってきて飾る。その花は散ってしまえば終わりだ。その花の咲かせ方を知らなければ、ライフワークとは言えない。
    ずしんと響いた。球根から花を咲かせる方法を知らなければならない。何年か後にもう一度読みたい。

  • 外山氏の本は二冊目。思考の整理術を読んで以来。
    この本は、タイトルと若干のズレがあるように思うのと、構成がイマイチわかりづらいのが難点ではあるものの、平易な言葉で深い深い考察が書かれているので、戦前生まれの知性に触れるにはとてもよい本だと思います。外山氏が一貫して主張することがこの本にも書かれている。
    あと、同じ島国の大国であるイギリスについての考察が、突如として現れるのも面白い。
    東浩紀さんが動物化するポストモダンで書いてた、大きな物語から、データベースの切り売りへ、という考え方のベースがこの本にも意外にも語られているので、触れてみてもよいかも。

  • 人生の折り返しは定年とかで決められた事ではなく出家のように自ら決めること
    折り返し後は今までとは逆方向に向かって走る

  • 『ライフワークの思想』
    外山滋比古

    ……自分で考えるより、こっそり教えてもらった方が手っ取り早い。どこかに書いてあるのではないかというので、本を読む。それを知的生活のように錯覚しているとしたら滑稽である。(p35)

    ★つまり自分で考えて、行動に移さなければならない。考えるとは、読むことではなくそこからもう一歩すすんだ場所にあるのではないだろうか。

    よく、落ちついてじっくり勉強がしたい、という述懐を耳にする。ソロの世界をあこがれ現実を逃避しようとしているのであろう。雑然とした多様の中においても、コンダクターがしっかりしていれば、すばらしい創造が可能である。
     人生を芸術にする——これぞ最高の知的生活である。(p45)

    ★現実の慌ただしい生活の合間に、音楽や本を読む。機会を伺っているだけでは、日々は過ぎ去るのみである。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2018年 『「考える頭」のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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