- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480426598
感想・レビュー・書評
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書くことに究極の楽しみを見出した人間の筆致で、それはモーパッサンの多作ぶりにも通ずる。
一歩引いたあの視点を持ちうることが、日本の作家にどれだけ必要なことか実感する。
ただ短編の型自体はみんなよく似てる。
それゆえ連続で読んでると飽きてくる感はある。
好きなのは『首飾り』『ピクニック』
怪奇ものならダントツ『オルラ』だけど、ショーペンハウアーの入れ歯が動く短編も良かった。
アイディア適当だろ絶対。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文学
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モーパッサンの作品は初めて読みました。
読む前まではなんとなくとっつきにくそうな感じかなと勝手に想像していたのですが、読んでみると全くそのようなことはなく、むしろページを次々めくれちゃう面白さがありました。
特に…入れ歯!
あれはかなりきました(笑) -
海は叫んだり、吼える。河は無口で不実。
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「女の一生」で知られるモーパッサンの短篇集。
人生に疲弊した大人の悲哀に満ちた物語、様々な側面を持つ女性の魅力を描いた物語、水という存在の恐ろしさを気付かせてくれる物語
と、3つのテーマに分かれている。
訳が上手く、文体や情景描写が優しげで読みやすかった。 -
短編集は寝る前や会社の休憩時間に読みやすくていいです。ちょっと前の時代の貴族的な雰囲気がおもしろかった。洒落た結末もあり、まあまあだった。
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何でもっと早く読まなかったんだろうと思うくらい、良かった。
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モーパッサンは、いろんな訳者の方の名訳を
これまでも、味わってきました。
その中でも、今回の山田訳は、最上級です。
一気に読むのではなく、少しずつ、味わいました。
わたくしの好きな短篇「首飾り」も収録されています。
これは、いちばん最後まで取っておきました。