- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480426772
作品紹介・あらすじ
日本全国にあるお寺の数は約7万6000。これはコンビニの4万店を大きく上回る。その「お寺」の世界を経済学的に分析することで見えてくる檀家制度・葬式・戒名・本山と末寺の関係などの本質とは?そして、経済学と仏教という人間の知恵を共存させるためにするべきことは、いったい何か?「法衣・仏壇ビジネス」の仕組みについて分析した「補章」も収録。
感想・レビュー・書評
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へぇ~。お寺でのの「お金」について
わかりやすく述べられています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お寺についてあまり知らない人もぜひ。
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解説: 山形浩生
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3か月前に読んで、もう忘れてしまった。
経済学者からみたお寺の色々。
黙ってても人が集まってくるような、
有名じゃない大多数の小さい寺は、
もっと努力して、自由経済に身を投じてみよう。
じゃなきゃじり貧だよ。
という話だった気がする。 -
一般人からすると、不明瞭にも思えるお寺の資金源や経済体系を、過去、仏教が歩んできた経緯をたどることで、いかに合理的なシステムであったかを知ることができた。
経済学という俯瞰で捉える視点が新鮮であり、他の仏教解説本にはない切り口。墓質や葬式仏教と揶揄される、現在の日本仏教。これは、日本人の宗教観が抱える潜在的な問題。
生々しい具体的な金額や暴露話はないが、日本人であるなら一読の価値はある。 -
ちょっと物足りなかった。
視点は斬新なんですが。
お寺や教団が公開しているお金に関するデータや利用できる数字が少ないので仕方がないのかもしれない。
経済学と銘打ってるけど、それほどつっ込んだ分析はない。
経済学というより檀家制度、戒名、本山と末寺の関係などその歴史や制度・文化的側面を軸にして書かれている。保護規制や規模の経済や情報の非対称性などの経済ワードは出てくるんだけどね。
お寺の仕組みと日本仏教の歴史の知識を整理するのにいい本かと。。