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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480427137
作品紹介・あらすじ
誰もがいつかは迎える「死」。その瞬間は遅かれ早かれ必ずやってくる。鳥取市のホスピス「野の花診療所」でこれまでたくさんの人々の死に立ち会ってきた著者は、その経験をもとに、もっと「死」についてざっくばらんに語り合う文化があってもよいのではないか、と疑問や提案を投げかける。温かくそして謙虚に死と向き合う臨床医のしなやかなエッセイ。
感想・レビュー・書評
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進歩を続ける医療技術に対して不足する医師や看護師。その背後で進む高齢化。今後在宅死や在宅看護・介護はますます身近なものになっていくだろう。その中で「死」を考えることももっともっと身近なものになっていくと思う。
自分の「死に様」を考えるきっかけになる本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野の花診療所以前のものも、たくさん。
日々の仕事に死が数多く含まれている中で、死もまた日常ととらえること。死と笑みが共存しうること。毎日の仕事がある中で、その根本を問い直し続けることができるということがすごいと思う。
徳永先生が拾い上げる死のエピソードがこんなに人を惹きつけるのは、そのまなざしあってこそ。文化の端緒となりうる方だ。 -
長年の臨床経験に基づく言葉の一つ一つが重く、深い(自分にはピンと来ない箇所もいくつかあった)。著者は医師だが、詩人や哲学者の顔が随所に見られる気がした。
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