玉子ふわふわ (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2011年2月1日発売)
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感想 : 43
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784480427984

感想・レビュー・書評

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  • どの卵料理もおいしそうでした。

  • 玉子料理が食べたくなる。
    外国に行くときには忍ばせたいかも。

  • たまごをテーマにしたアンソロジー。
    あ、こんなオムレツを食べてみたい。ひとつひとつ「卵のふわふわ」を作ってみたい。卵かけごはんもいいよね・・・

    たまご料理の魅力のみならず、たまごの完璧なフォルム、手にのせたときのあたたかさやはかなさまで伝わってくる、たまご好きにはたまらない一冊。たまごは人を幸せにするのだ。

    元気になりたいとき、ちょっと気持ちがささくれたときに、ふわふわできそうな本。
    そして、あとがきに村上春樹さんと江國香織さんのたまご描写が出てくるところは、おふたりのファンとしてはうれしすぎるサプライズでした。

  • 森茉莉、伊丹十三など37人の作家によるたまごへの様々な思いがこもった名エッセイをお楽しみください 「正しい目玉焼きの食べ方」「風邪ひきの湯豆腐卵」など、思わず作って食べてみたくなるような魅力的な文章ばかりです。

  • よかった。エッセイ好きだなと思う。人によって書き方も全然ちがうなぁ。

    料理が面倒なのでぜんぶ出てきてほしい。これ食べさせてって言ったら何でも作ってくれるお店があったらいいのになー

    一番好きなのはやっぱり向田さんの文章だった。すごく読みやすい。流れるようで。
    卵って平和の象徴なのかもしれない。食卓の。あったかくてまるっこくて。

    昔は高級だったたまご。今は価格が下がって誰でも手に入るようになったけど、そのぶん栄養も美味しさも手頃になったらしい。
    手に入らない悲しさも、ほっぺの落ちるような美味しさも、知らないから分からないけど。

    今の味は劣ってるんですよ、と言われても大事に大事に書かれた文章たちを読んでつい卵が食べたくなった。卵焼きを作ってゆで卵を買って、今日は4個も食べた。冷蔵庫に6個の半熟卵。しばらく卵ブームは続くなぁ。

    どれでも食べれるなら外国のスフレみたいなオムレツかな。オムレツだけ食べに海外行ってみたい。作るよりも買う派ですみません。満足!最後に小説っていいバランス〜。

  • 文学

  • うん 卵 ふわふわだ みたいなことをぼんやり思いながら読んでいた。

  • たまごが好きなのと、「ふわふわ」の語感と、表紙が南桂子だったのが買った理由だったと思う。30人以上によるたまごにまつわる文章。文章によって好ききらいはあるけど、総じておいしそうな本でした。

  • 脇役にも主役にもなれる玉子の万能なこと。
    幼少、玉子の寿司ばかり好んで食べていたことを思い出した。

  • みなさんは、たまご料理なら何が一番お好きでしょうか。バターたっぷりのふわふわオムレツ、縁がカリカリとした目玉焼き。お弁当の甘い玉子焼きや、ほかほか湯気のあがるたまごかけご飯。ふるふる茶椀蒸しに、半熟卵のピッツァビスマルクもいいなぁ・・・。
    ご紹介する『玉子ふわふわ』は文学界の著名人総勢37名が、それぞれたまごに対する想いや記憶を綴った短編エッセイのアンソロジーです。著者によって時代や食べる環境、料理が全く異なるのですが、次から次へと現れるたまごづくしのお話は、読んでいるだけで幸福な気分になってきます。聞いたこともないような珍しい料理やその作り方も書いてあるので、お料理に挑戦してみてもいいかもしれません。読めばオムレツが食べたくなること請け合いの一冊です。

    【FLOWER】

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著者プロフィール

早川 茉莉(はやかわ・まり):編集者。『すみれノオト』発行人。「すみれ図書室」主催。アンソロジストとしても活躍し、ファンも多い。編著に森茉莉作品集『貧乏サヴァラン』『紅茶と薔薇の日々』『贅沢貧乏のお洒落帖』『幸福はただ私の部屋の中だけに』のほか、『なんたってドーナツ』『玉子ふわふわ』『素湯のような話』『矢川澄子アンソロジー 妹たちへ』『片山廣子随筆集 ともしい日の記念』『スプーンはスープの夢をみる』など。著書に『森茉莉かぶれ』『修道院のお菓子と手仕事』(共著)『京都で寺カフェ』など。

「2024年 『ビールは泡ごとググッと飲め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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